特許を持つ感熱製版フィルムの量産化を図るための生産プロセス革新事業
フィルムと紗(メッシュ)を接着剤で接着する製造過程で、既存設備に①ピンチエキスパンダーを増設し、フィルムの両端を自動で引っ張らせて人手を介…
効果:設備の導入前は1,100m~2,800mごとに1度はロスが発生していたが、現在はほとんどない
株式会社丸二
成果1枚あたりの製作総工数 6か月→1.5か月
| 事業者名 | 株式会社丸二 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | その他の卸売業 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1982年 |
従来主に扱ってきた和室向けの表具材料類は、和室離れにより市場規模が縮小傾向にある。一方、創業以来こだわってきた京からかみは幕末・明治初期の職人が彫った300枚余りの版木を保有しているが、その半数近くが経年劣化している。襖紙や寺社仏閣の修復・復元需要は予算等の制約で漸減傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
高性能スキャナーで版木の文様をスキャンし、全文様のデータ蓄積に取り組んだ。スクリーン製版と彫り工程は木工レーザー加工機に置き換えたが、必要な深さの1/2~1/3程度しか彫れないため仕上げ工程を追加し、職人が手で深く彫り足すようにした。一部の彫り工程をAI化し、経験の浅い技術者でも対応できるようにした。版木の位置決め・固定の冶具を開発し、木を焼く臭いや木屑飛散対策として集塵・脱臭機能をカスタムした。
| 加工機 | 木工レーザー加工機 |
|---|---|
| 検査測定 | 大型スキャナー |
| その他 | 集塵脱臭装置一式 |
| その他 | 京からかみ専用冶具・工具類 |
| ソフト | AIを用いた彫り工程・工程管理のソフト |
新しい製品・サービス:京からかみの新たな文様デザインによるオリジナルグッズと、版木のリ・デザインによる新しい文様の京からかみ製品。
版木の修復・復元工程の改善により、1枚あたりの総工数が6~7か月から1.5~2か月へと1/3以下に短縮され、生産効率が飛躍的に向上する見込みである。少ロットでも受注でき、文様のリ・デザインや寸法の大型化・縮小化にも対応できるため、多様なニーズへの対応力と商品開発力が高まる。品質・精度・納期・コスト面での対応力が強化され、取引先からの信頼向上と経営体質の強化が図られる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
明治35年創立の表具師・京からかみの伝承を軸に、保有版木の修復・復元とリ・デザインを事業の中核として位置付けている。
和室需要の縮小という市場環境に対し、保有版木300枚余りという独自資源を活かし、京からかみ製造に特化する強みが示されている。
1枚の製作が6~7ヶ月の総工数を1.5~2ヶ月へ1/3以下に短縮し、失注の原因となる少ロット・単価課題に対応する実効性が数字で示されている。
総工数を1/3以下に短縮する目標が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
職人の手仕事と社内の工房体制は読み取れるが、補助事業を遂行する人員配置や事務処理体制の記述は薄い。
嗜好性の高い京からかみの価値、対象顧客(建築設計事務所・宿泊施設等)、リ・デザインへの需要が具体的に整理されている。
今後の展開として業界別ターゲットと段階的な施策が示されるが、スケジュールや課題解決の具体的な方法は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
京からかみは一般的な普及度が低い分野で、職人の手彫り・手刷りによる高付加価値の製品に特化していることが示されている。
伝統技術の継承や職人育成、地域文化の維持という意義は読み取れるが、経済波及や雇用創出の数字は示されていない。
1枚6万円以上・6ヶ月以上の修復を大幅短縮する効果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
レーザー加工機やAIの工程への導入は読み取れるが、サプライチェーンや地域全体への波及の記述は限定的。
インバウンド需要や海外市場拡大への言及はあるが、日本経済の構造転換に資する分野進出としての位置付けは明確でない。
京都下京区の伝統産業を活かし、体験工房やギャラリーで地域の文化と観光需要につなげる具体的な取組が示されている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
寺社専門工務店や仏具店との取引を深めつつ、建築設計事務所やインテリアデザイン事務所、宿泊施設、飲食店、商業施設などへ和モダンとしての京からかみを提案する。オリジナルグッズやお土産需要を取り込み、海外市場の拡大も図る。
フィルムと紗(メッシュ)を接着剤で接着する製造過程で、既存設備に①ピンチエキスパンダーを増設し、フィルムの両端を自動で引っ張らせて人手を介…
効果:設備の導入前は1,100m~2,800mごとに1度はロスが発生していたが、現在はほとんどない
CAD一式を導入し、パターン作成を約7日から2時間程度に短縮した。
効果:パターン作成時間 7日→時間→2日→時間
ブランド「ひな」のリングを自社で生産するため、2016年2月に工房スペースを拡大し、18機種の機器を導入した。