高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
扇港樹脂工業株式会社
| 事業者名 | 扇港樹脂工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 交野市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,情報処理 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
目薬容器やキャップ、首曲げボトル、中栓などを中心に、医薬品業界向けのプラスチック製品を製造している。約20社ある主要取引先の多くが医薬品関連で、主力製品の目薬容器のうちキャップは売上高の約80%を占める。高齢化の進展やコンタクトレンズの普及などにより、目薬の需要は右肩上がりで伸びている。
抱えていた課題
やったこと
キャップの全数検査に、CCDカメラを搭載した自動検査機を導入した。カメラでキャップの天面、底面、側面、内面のネジ部の異物や汚れを迅速かつ高効率に検知できるようにした。これにより検査能力を大幅に向上させるとともに、検査技術を先端化した。これまでキャップの全数目視検査を担当していた5人の熟練者は、他の製品の検査にシフトさせ、その技能を生かして検査業務全体のレベルアップを図った。今後は自動検査の技術を社内で水平展開する考えである。
自動検査機の導入により、キャップの全数検査の能力が大幅に向上した。検査と生産のリードタイムが短縮され、納期の短縮につながった。検査人員のコストも削減された。これまで目視検査に従事していた熟練者を他の製品の検査に振り向けることができ、検査業務のレベルアップも進んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
従来の目視検査体制から自動検査機導入へ、医薬品向け品質管理の取組が続いていることが読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
医薬品メーカーの増産要望と、射出成形・ブロー成形の二方式を持つ強みが書かれ、外部環境と強みの関係がうかがえる。
目視検査の全数検査体制を自動化し、検査能力の大幅向上と熟練者5人の他製品へのシフトという具体的な課題解決策が書かれている。
付加価値や賃上げの数値目標は書かれておらず、生産性拡大や利益最大化という方向性のみがうかがえる。
ISO9001やISO15378取得、大阪ものづくり優良企業賞受賞など品質体制は読み取れるが、補助事業の遂行体制は具体的に書かれていない。
医薬品向け目薬容器・キャップの取引先が約20社あり、キャップが売上の約80%を占めるとあるが、選ばれる理由は一部のみ。
今後は自動検査技術の水平展開や自社ブランド立ち上げを考えているとあるが、スケジュールや解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
目薬キャップの全数検査を自動化し、高水準の品質管理を図る点は読み取れるが、市場の普及度との比較は書かれていない。
医薬品業界の品質ニーズへの対応は読み取れるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。
検査時間短縮やコスト削減に触れているが、補助金額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。
CCDカメラ搭載の自動検査機で検査技術を先端化したとあるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
大阪府内の企業として顕彰を受けたことは書かれるが、地域の雇用や経済成長を牽引する記述は乏しい。
自動検査の技術を社内で水平展開し、品質管理や改善活動をさらに進める。また、自社ブランドの立ち上げによる飛躍を目指し、調査・準備を進めている。
プラスチックを使って、わが社にしかできない何かを生み出したい。今はそのための調査・準備をしている
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%