吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社大和化学工業所
| 事業者名 | 株式会社大和化学工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 海南市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,機械制御 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1988年 |
同社は昭和48年の創業以来、ねじりブラシや植毛ブラシのプラスチック製グリップを成形している。グリップ内のボイドは植毛の強度低下につながる。同社の売上の30%を「ボイドレス厚肉成形品」が占めている。扱うブラシは専門性の高い業務用が多い。
抱えていた課題
やったこと
補助事業で「高精度油圧コントロール射出成形機」(日精樹脂工業/FNX220Ⅲ-71A)を導入した。この機械には射出時のピーク圧を下げる「Nサプリ」機能があり、金型内部のガスを効率よく逃してボイドの発生を抑える。同機能は製品の反りの改善にも効果があった。さらに「Nクランピング」機能を使うことで、ヒケ(へこみやくぼみ)も低減できた。
| 加工機 | 高精度油圧コントロール射出成形機(日精樹脂工業/FNX220Ⅲ-71A) |
|---|
Nサプリ機能によりボイドの発生が抑えられ、製品の反りも改善された。Nクランピング機能によりヒケも低減できた。両機能の活用で、同社の様々な金型でサイクルが短縮され、不良品が削減された。条件幅が広がり、作業者の負担軽減と労働時間短縮にもつながった。1年間に得られる成形工賃の約15%にあたる約120万円(人件費50万円、材料費70万円)が削減でき、大幅な利益増となった。消費電力も従来機より大幅に減り、電気料金の節約にもつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の射出成形とグリップ成形の実績が示され、ボイドレス成形品が売上の30%を占めると書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
ねじりブラシ等の専門性が高い業務用製品という強みはうかがえるが、市場動向や競合との比較は書かれていない。
ボイド発生による毛束脱落という課題を明示し、高精度油圧射出成形機の導入で解決を図る計画が具体的に書かれている。
1年間の成形工賃の約15%にあたる約120万円の削減という数字が示され、実績に基づく付加価値向上の目標が読み取れる。
従業員18名の規模は書かれているが、補助事業を担う人材や事務処理体制についての記載はない。
専門性の高い左官屋プロ向けブラシの売上1万本以上や毛束脱落の問題など、顧客ニーズと選ばれる理由がある程度読み取れる。
今後の展開として利益率向上への期待は書かれているが、遂行スケジュールや中長期の検証方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ボイドレス厚肉成形品という高付加価値品の売上比率30%は読み取れるが、分野全体の普及度との比較は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
約120万円のコスト削減、不良品削減、電気料金の節約など、投入額に対する効果が数字で具体的に示されている。
高精度油圧射出成形機の導入は示されるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
和歌山県海南市の地域企業で県の「1社1元気技術」に登録されたことはうかがえるが、地域経済への波及効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
生産性の効率化により、さらなる利益率の向上が期待されている。専門性の高い左官屋プロ向けブラシは1万本以上の売上があるが、ヒケ不良の問題があるため、Nサプリ機能を使ってより高い品質に仕上げていきたいとしている。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件