ものづくり補助金平成29年度製造業徳島県

スーパー100年印刷(清潔で色あせない技術と更に丈夫で長持ち経年劣化に強い印刷製品)で新しい印刷需要の開拓

協業組合徳島印刷センター

この事例のポイント

  • ペーパーレス化の進展による需要減少や過当競争、低価格化により印刷業界は厳しい状況にあり、新たな需要を開拓する必要があった。
  • 高精細な版をつくる刷版出力装置・サーマルプレートセッターMADIATHを導入した。
  • 本機の導入により、インクや紙を選ばずに文字や画像の劣化を防ぎながら、製品に抗菌・防カビ・防虫効果を実装できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名協業組合徳島印刷センター
所在地徳島県 徳島市
業種印刷・同関連業
技術分野デザイン,精密加工,製造環境,接合・実装,表面処理,複合・新機能材料
従業員数29人
資本金2,000万円
設立1972年

事業の背景

印刷業界はペーパーレス化による需要減少、過当競争、低価格化により厳しい現状にある。当社は地域で親しまれる印刷会社として半世紀にわたり信頼を築いてきており、強みは印刷・製本の品質とデザイン・編集の力である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信ペーパーレス化の進展による需要減少や過当競争、低価格化により印刷業界は厳しい状況にあり、新たな需要を開拓する必要があった。
  • 新製品・新技術他社との差別化を図るため、印刷・製本の品質とデザイン・編集の力に加えて企画・提案力を強化する必要があった。
  • 品質・精度顧客満足度を上げ新規需要を掘り起こすため、100年経っても劣化の少ない印刷システムを構築する必要があった。

やったこと

高精細な版をつくる刷版出力装置・サーマルプレートセッターMADIATHを導入した。本機は一般油性インキから様々な特殊インキまで優れた適性を発揮し、高い画像再現性を実現する。作られる版は扱いやすく、印刷時の操作性や作業効率にも優れている。この版による印刷と現有技術との複合により、高付加価値の100年印刷システムを確立した。

加工機刷版出力装置・サーマルプレートセッター MADIATH

新しい製品・サービス:インクや紙を選ばず文字や画像の劣化を防ぎ、抗菌・防カビ・防虫効果を実装した100年印刷製品

事業の効果

本機の導入により、インクや紙を選ばずに文字や画像の劣化を防ぎながら、製品に抗菌・防カビ・防虫効果を実装できるようになった。特殊な接着剤による製本や表紙加工などの技術も組み合わせ、顧客の要望にきめ細かく対応した製品提案が可能になった。本機は廃液量が極めて少なくエコであり、現像液の長寿化と相まって職員の負担軽減にもつながっている。事業者は、印刷品質が格段に上がり受注も増えていると述べている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    ペーパーレス化による需要減の中で企画・提案力強化と差別化を図るとあり、過去の印刷品質やデザイン力の延長線上の方針がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    外部環境として需要減や低価格化を挙げ、自社の印刷・製本品質とデザイン・編集力を強みとして示している。数値による裏付けはない。

  • 課題の認識と解決3

    課題として新規需要の掘り起こしと顧客満足度向上を挙げ、100年印刷システムで対応する方針が示されているが、計画の数値目標はない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    導入機の操作性や作業効率、職員の負担軽減に触れているが、体制や人材の確保についての記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    100年印刷による抗菌・防カビ・防虫効果や耐劣化性を製品価値として示し、特殊接着剤による製本などで顧客要望へ対応すると具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    導入後に受注が増えていると述べられているが、スケジュールや課題解決の方法についての記述はない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    一般油性インキから特殊インキまで対応し、印刷物に抗菌・防カビ・防虫効果を実装するなど、同分野で高付加価値化を図る内容が具体的に書かれている。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    紙の文化を未来へつなぐことや地域で親しまれる印刷会社としての役割が述べられているが、波及効果や雇用創出への言及は乏しい。

  • 費用対効果2

    廃液量が極めて少ないことや現像液の長寿化に触れているが、補助金額に対する付加価値増加や生産性の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    協業組合として徳島市で事業を行い地域で親しまれると述べられているが、地域特性を活かした付加価値創出の具体的記述は少ない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。