回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社松井老舗
| 事業者名 | 株式会社松井老舗 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 島原市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2013年 |
創業約400年の歴史があり、地元島原で愛されてきた菓子店である。主力商品は国産はちみつや厳選した卵などを使い独自の製法で作る「長崎カステラ(五三焼)」である。流通は県内にとどまらず、全国の百貨店やスーパー、商社と取引し、全国の催事にも出店して顧客を獲得している。
抱えていた課題
やったこと
課題を解決するため、クロススライサー(TX-07型)を導入した。カステラを手動でセットすると縦と横の二段階で切断される。従来は製品の種類ごとに刃のサイズを変える必要があったが、新しい機械ではその手間がなくなった。切り込み入りのカステラを簡単に量産できるようになり、切断面も美しく均一にカットできて品質も向上した。機械へのセットだけでよいため熟練の技能は不要となり、全従業員が対応できるようになった。
| 加工機 | クロススライサー(TX-07型) |
|---|
新しい製品・サービス:切り込み入り長崎カステラ
作業時間が62.5%削減された。熟練の職人は冷まして熟成させるという重要な工程に時間を使えるようになった。切断面が美しく均一になり品質も向上した。熟練を必要としないため全従業員が対応可能になり、取引先の要望に応えられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
400年の歴史と全国の百貨店・商社との取引はあるが、今回の設備投資が経営戦略に位置付けられたとは書かれていない。
取引先からの切り込み要望に応えるため量産体制を整えたとあり、外部ニーズへの対応は読み取れるが、競争優位の分析は薄い。
熟練職人の作業時間が課題として挙げられ、クロススライサー導入で作業時間62.5%削減という数値で解決が示されている。
作業時間62.5%削減は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
全従業員が対応可能になったとあるが、従業員数11名以外の体制や事務処理能力は書かれていない。
切り込み入りカステラへの取引先の要望と、切断面の美しさ・均一性という品質面の強みが読み取れる。
個包装販売を検討中で将来的な商品展開も示されるが、スケジュールや解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
五三焼は独自製法で濃厚と説明されるが、普及度や高価格化の数値は書かれていない。
地元島原での伝統菓子の継承という文脈はあるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
作業時間62.5%削減と職人の時間の振り替えが書かれ、効果は読み取れるが投入額との比較はない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
島原で400年続く地元の菓子店である点は読み取れるが、地域経済の牽引効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ANAプレミアムクラスの機内食のデザートとして五三焼が採用され、一切れずつ提供したところ好評であった。今後は一切れずつ包装して販売することを検討しており、将来的には切り落としから個包装まで幅広く商品展開する方針である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日