ティーバッグ充填包装機導入による桑製品加工の新たな展開
桑の外注加工部分を自社で行うため、ティーバッグ充填包装機を導入した。
有限会社牛蒡餅本舗熊屋
成果カステラ生産能力 200本/日→1,000本/日
| 事業者名 | 有限会社牛蒡餅本舗熊屋 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 平戸市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 800万円 |
| 設立 | 1762年 |
1762年創業の老舗和菓子製造販売店で、主力商品は牛葛餅、交島頭、カステラ。平戸の本店のほか福岡支店でも販売している。全体売上の7割を占める平戸店の売上は人口や観光客の減少により微減傾向にあった。
抱えていた課題
やったこと
カステラスライサーと急速冷凍庫を導入した。導入前はカステラを手切りしており、1日150〜200本弱の生産能力しかなかったが、導入後は1日1000本程度製造できるようになった。急速冷凍庫は短時間で冷凍できるため菌の繁殖の心配がなく品質保持が可能になり、カステラ4000本をストックできるようになった。カット工程と冷凍工程を見直したことで、製造工程(撹拌や焼成)は従来のままに伝統の味わいを海外に届けられるようになった。
カステラの大量生産が可能になり、急速冷凍庫により品質保持とストックができるようになった。これにより台湾への輸出が実現した。伝統の製法は維持したまま海外へ届けられるようになった。台湾では日本の1個1350円のカステラが1800円ほどでギフト用に販売され、売上増につながった。
新事業進出・ものづくり補助金
1762年創業の老舗で、高い技術力を強みとして時代に沿った新商品も開発していると記載があり、既存の取組との一貫性がある。
台湾の展示会で高評価を得た点と、台湾でギフト用に1800円で売れている事実から、外部需要と技術力という強みを踏まえた計画になっている。
平戸店売上が全体の7割を占めるが人口・観光客減で微減と課題を認識し、1日150〜200本から1000本への生産能力向上で解決を図っている。
カステラ生産能力を1日150〜200本から1000本程度へ引き上げる目標が示されており、設備導入と整合する。
公開情報では判断できません。
台湾でギフト用に愛用され1800円で販売できる点、伝統の味を海外に届けるという価値が示され、選ばれる理由が明確である。
今後の展望として海外収益を地元に還元する方向は示されるが、遂行スケジュールや課題解決の方法の記述は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
急速冷凍によるカステラのストック保持や、伝統の味を維持したまま海外展開する点は、和菓子の中で高付加価値な差別化を示している。
平戸の人口・観光客減少という地域課題への言及はあるが、雇用や波及効果の記述は少なく、国が補助する積極的理由は弱い。
生産能力が1日150〜200本から1000本へ約5倍になり、4000本のストックも可能になるなど、設備投資に対する効果が大きい。
公開情報では判断できません。
輸出による海外市場開拓は示されるが、成長分野への進出による構造転換という観点の記述は薄い。
平戸の老舗が地域の特性である伝統を活かして海外へ販路を広げ、その収益を地元へ還元して地域活性化を目指す点が明確である。
海外での収益を育ててもらった地元・平戸に還元し、活性化に貢献したい。平戸の人にも観光客にも愛される店づくりで、平戸に足を運ぶきっかけとなる存在になりたい。
桑の外注加工部分を自社で行うため、ティーバッグ充填包装機を導入した。
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