ものづくり補助金平成29年度製造業宮崎県

「元祖チーズ饅頭」製造のボトルネック工程(袋詰め)の生産性・品質向上

有限会社風月堂

成果包装能力 60袋/分→100袋/分

この事例のポイント

  • ボトルネックとなっていた包装機の能力が不足し、チーズ銀頭(元祖チーズ饅頭)の生産量を増やせなかった。
  • ボトルネックとなっていた包装機を更新し、自動包装機を導入した。
  • 包装能力 60袋/分→100袋/分。包装機の更新により生産能力が倍増し、繁忙期の大型受注にも対応できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社風月堂
所在地宮崎県 宮崎県小林市
業種食料品製造業
技術分野機械制御
従業員数15人
資本金300万円
設立1974年

事業の背景

有限会社風月堂は宮崎県小林市で和洋菓子の製造・販売を行い、宮崎を代表する銘菓である「元祖チーズ饅頭」を製造している。自分たちの製品が客を通じて全国に届いていることに誇りを持っている。コロナ禍で一時的に販路が落ち込み、その後の終息後を見据えて販路拡大を目指している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ボトルネックとなっていた包装機の能力が不足し、チーズ銀頭(元祖チーズ饅頭)の生産量を増やせなかった。
  • 品質・精度包装工程で接着不良が発生し、手直しが必要になっていた。
  • 人手・技能製造番号等の印字を手作業で行っていた。

やったこと

ボトルネックとなっていた包装機を更新し、自動包装機を導入した。新しい包装機は1分間に約60袋から約100袋の包装が可能になり、接着不良も発生しなくなった。これまで手作業で行っていた製造番号等の印字も自動で行えるようになった。同時に導入したX線異物検査機が包装機と連結されている。

事業の効果

  • 包装能力 60袋/分→100袋/分
  • チーズ饅頭の生産量 1倍→2倍

包装機の更新により生産能力が倍増し、繁忙期の大型受注にも対応できるようになった。接着不良による手直しもなくなった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

伸びしろがあった観点

  • 1
    成長分野への進出成長分野への進出や日本経済の構造転換に関する記述は見当たらない。
経営戦略との整合性2.7
  • これまでの取組との一貫性3

    今後の展望で販路拡大を掲げ、宮崎の銘菓「元祖チーズ棒」を軸に据える方針が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    宮崎を代表する銘菓という自社の強みがうかがえるが、市場動向との関係は示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    包装機がボトルネックだと課題を認識し、1分60袋から約100袋へ改善した点が数字で示されている。

事業の実現可能性2.4
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産量2倍以上という結果は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員15名という規模は分かるが、補助事業を遂行する体制や人材の記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    全国に届いているとの記述はあるが、ターゲット顧客や選ばれる理由は整理されていない。

  • 事業化までの道筋2

    販路拡大を掲げているが、遂行方法やスケジュール、課題の解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    コロナ後の販路拡大に意欲がうかがえるが、高付加価値化や高価格化の記述はない。

公的補助の必要性2.3
  • 波及効果・雇用2

    全国へ届いているとの記述はあるが、雇用創出や経済波及の数字は示されていない。

  • 費用対効果3

    包装機更新で生産量が2倍以上になったと具体的に示されるが、投資額と効果の比較は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    X線異物検査機や製造番号の自動印字は書かれているが、先端的なデジタル技術の活用とまでは言えない。

政策面2.0
  • 成長分野への進出1

    成長分野への進出や日本経済の構造転換に関する記述は見当たらない。

  • 地域経済への波及3

    宮崎を代表する銘菓を小林市で製造しており、地域の特性を活かした食品事業者としての姿が読み取れる。

今後の展望

コロナ禍が終息しつつある今後が本当の勝負と考え、「元祖チーズ饅頭」を一人でも多くの方に味わってもらえるよう販路を拡大していく。

事業者の声

宮崎を代表する銘菓であるチーズ饅頭を製造しているんだということがわれわれの誇りです。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。