回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社大元堂製パン
成果生産数 100個→300個
| 事業者名 | 有限会社大元堂製パン |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 新潟市東区 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,機械制御 |
| 設立 | 1985年 |
1985年創業のパン製造会社で、店頭小売に加えて学校や企業への販売も行っている。当初は地元の店だったが、知人の依頼で高校の昼食時にパンを販売するようになり、現在は市内の複数の高校で販売している。2020年からはスーパーマーケット「原信 紫竹山店」でも食パンや菓子パン、ラスクなど幅広い商品を販売している。
抱えていた課題
やったこと
パン製造で時間のかかる分割・成型工程に機械を導入した。パン生地7〜8kgを投入すると、指定した重量や長さに自動で分割してくれる。導入前は3人掛かりで1日数百個を切り分けていたが、機械化により1名体制で分割・成型ができるようになった。機械は生地を傷めない仕様で、手作業より食感の良い仕上がりになる。生地の重量やサイズを機械が測るため、商品の見た目も均一になる。
| 加工機 | パン生地自動分割機(成型工程を含む) |
|---|
新しい製品・サービス:焼き菓子の開発を進めており、ラスクの他にもお菓子に近いパンを研究して販売品種を増やす予定。
機械化により製造に余裕が生まれ、生産数が大きく増えた。その余裕で、スーパー「原信 紫竹山店」での陳列が2020年5月から始まり、販路が広がった。製品は食感が良く見た目も均一になり、顧客の信頼を得ることにつながった。社員の働き方も改善し、週2日休みになり、身体的な余裕も生まれた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の高校販売や店舗販売を拡大する流れは読み取れるが、経営戦略としての位置付けの記述は薄い。
高校やスーパーへの販路拡大と人気商品の存在はうかがえるが、競争優位の根拠となる市場分析や強みの記述は乏しい。
分割・成型工程の手作業が3倍の時間を要する課題を認識し、機械導入で生産数を100個から300個に引き上げた具体的な数字がある。
生産数の増加や休日増など数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
分割・成型が1名体制になり、他2名を別工程に回したと読めるが、補助事業の遂行体制の記述は限定的。
低温長時間熟成パンの人気や高校からの評価はうかがえるが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
導入後の展開(焼き菓子開発など)は述べられているが、遂行方法やスケジュールの記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
パンは一般的な分野で、人気の低温長時間熟成パンが高水準の高付加価値化を示すとは言い切れない。
新たな雇用や地域への販売拡大がうかがえるが、国が補助する積極的理由を示す記述はない。
生産数を100個から300個へ3倍に引き上げ、1名体制で分割・成型できた具体的な効果が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
新潟市内の高校やスーパーへの販売など地域密着の事業だが、地域経済の牽引を示す記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は焼き菓子の開発にも力を入れていきたいと考えている。
機械の導入ができて、本当に感謝しています。作業に余裕ができたおかげで、「原信」に置くという新たなチャンスに飛び込むことができました。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。