回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
成果長尺部品の加工工程数 2工程→1工程
| 所在地 | 佐賀県 神埼市 |
|---|---|
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 3人 |
| 設立 | 1992年 |
創業当時は旋盤加工が主な事業であった。先代の息子である貞包啓介が主要取引先でマシニングセンターの技術を約5年間習得し、2013年に事業承継した後、マシニングセンターを4台導入して半導体製造装置の部品加工業務を受注している。車の自動運転、建設機械の遠隔操作、家電のIoT化などを背景に半導体需要の増加が見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
530mm×1950mmまでの長尺部品を加工できる、対話型の加工プログラミング機能を搭載したマシニングセンターを新たに導入した。従来は104行にも及ぶ煩雑で難解なコマンド入力が必要で高い熟練度が求められたが、新設備では質問に答える形で入力でき、素材の材質や加工内容はメニューから選択できる。コマンドは43行と半分以下になった。プログラム作成中は加工状態を3Dで表示してシミュレーションできるためミスを軽減でき、プログラム作成後は加工に必要な工具が自動登録されるため段取りが容易になった。
| 加工機 | 対話型加工プログラミング機能搭載マシニングセンター |
|---|
長尺部品の加工工程が2工程から1工程に短縮され、作業工数とコストを削減できた。加工能力は従来の約2倍に向上し、品質向上や納期短縮によって顧客満足を実現した。これまで断っていた長尺部品加工も受注できるようになり、売上が増えた。女性社員も全工程を担当できるようになり、女性の活躍の場が生まれ、地域の製造業のモデルケースとして競争力強化と経営資源の蓄積が進んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2013年の事業承継後、マシニングセンターを4台導入し半導体製造装置の部品加工を受注しており、一貫した事業の流れが読み取れる。
同業他社より規模が小さい分、稼働率や品質で負けないことを重視し、半導体需要の増加を背景に長尺部品加工へ対応している。
男性担当の作業が追い付かず機械を増設しても稼働できない課題を認識し、長尺加工を2工程から1工程へ短縮して能力を約2倍にしている。
加工工程を2工程から1工程に短縮し、全体の加工能力を従来の約2倍にする数値目標が示されている。付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
従業員3人の体制で、代表が約5年の修行を経て事業承継し、女性社員が全工程を担当できる体制になったことが書かれている。
主要取引先からの長尺部品加工の依頼増加と、断らざるを得なかった長尺加工の受注可能化という顧客ニーズの裏付けが示されている。
2023年に新たな機器を導入する予定が示されているが、課題解決の手順や具体的なスケジュールは詳しく書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
530mm×1950mmまでの長尺部品加工に対応する点が差別化とされるが、分野の普及度や高価格化の程度は書かれていない。
半導体需要の増加を背景に、雇用拡大や地域社会への貢献をめざすと書かれているが、経済波及効果の数値は示されていない。
作業工数とコストを削減し加工能力を約2倍にしたと書かれているが、補助金投入額に対する効果の数値は示されていない。
3Dによる加工シミュレーションや対話型プログラミングなどデジタル活用は書かれているが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
半導体需要の増加が見込まれる分野への進出が書かれているが、日本経済の構造転換への寄与は具体的に述べられていない。
女性社員の活躍の場を創出し地域の製造業のモデルケースとなると書かれているが、地域経済への数値的な効果は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
工程改善を機に受注案件が幅・数ともに拡大し、利益も増大した。2023年にはまた新たに機器を導入し、さらなる生産性と品質向上に努める。医療機関や福祉施設で使う配膳棚の部品製作依頼も受けるようになり、女性ならではの丁寧さを生かして顧客の期待以上の仕上がりをめざす。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
2018年11月に、それまで職人が手でやっていた木材加工のほぼ全てを自動化するNC加工機を導入した。