ものづくり補助金平成30年度製造業宮崎県

黒毛和牛(都萬牛)の端材を活用した加工品の効率的な生産体制の確立事業

株式会社ミート工房拓味

成果作業効率 1倍→5倍

この事例のポイント

  • 加工品の製造工程が手作業に頼っており、量産体制を確立できていなかった。
  • バリオクッキングセンターを導入し、煮る、焼く、揚げる、茹でるなど大半の加熱調理を行えるようにした。
  • 作業効率 1倍→5倍。調理時間、充填時間、清掃時間が大幅に短縮され、時間当たりの製造個数も大幅に増えた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ミート工房拓味
所在地宮崎県 西都市
業種食料品製造業
技術分野機械制御
従業員数9人
資本金100万円
設立2012年

事業の背景

自社ブランドの黒毛和牛「都萬牛」の生産、加工、販売を一貫して行っている。売上は順調に伸びていたが、加工品の製造工程が課題となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力加工品の製造工程が手作業に頼っており、量産体制を確立できていなかった。
  • 人手・技能加工品の製造工程を自動化し、人手に頼る工程を減らす必要があった。

やったこと

バリオクッキングセンターを導入し、煮る、焼く、揚げる、茹でるなど大半の加熱調理を行えるようにした。少量から大量まで充填可能なハイブリッドピストン充填機を導入し、調理・充填を自動化した。これにより二種類のカレーを同時に完成させられるようになった。

  • 加工機バリオクッキングセンターハイブリッドピストン充填機

新しい製品・サービス:都萬牛を使ったカレー(二種類)

事業の効果

  • 作業効率 1倍→5倍

調理時間、充填時間、清掃時間が大幅に短縮され、時間当たりの製造個数も大幅に増えた。カレーの場合、作業効率が5倍以上になった。今後は生産頭数を増やし、精肉・加工品の販路を広げる計画である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.7 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決加工品製造の課題を認識し、バリオクッキングセンターと充填機で調理・充填・清掃時間が大幅短縮された点が具体的に書かれている。
  • 4
    費用対効果調理時間・充填時間・清掃時間の大幅短縮と、カレーの作業効率5倍以上という数字で費用対効果がうかがえる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    強み・弱みを踏まえた優位性自社ブランド都萬牛の生産から販売までの一貫体制が書かれるが、市場動向や競争優位の根拠は読み取れない。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性3

    「順調に売上を伸ばす中で課題となっていた加工品の製造工程を自動化」とあり、加工品量産化の位置付けは読み取れるが、過去の取組との連続性は具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    自社ブランド都萬牛の生産から販売までの一貫体制が書かれるが、市場動向や競争優位の根拠は読み取れない。

  • 課題の認識と解決4

    加工品製造の課題を認識し、バリオクッキングセンターと充填機で調理・充填・清掃時間が大幅短縮された点が具体的に書かれている。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標3

    カレーの作業効率が5倍以上と数字があるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員9名の会社であることがわかるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    健康的に育てた都萬牛というコンセプトや販路拡大の方針はあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望として生産頭数増加と販路拡大が語られるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    健康にこだわった黒毛和牛という特色は読み取れるが、分野での認知度や高価格化の水準は書かれていない。

公的補助の必要性2.7
  • 波及効果・雇用2

    地域の畜産ブランドとして都萬牛の販路を広げる方針はうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。

  • 費用対効果4

    調理時間・充填時間・清掃時間の大幅短縮と、カレーの作業効率5倍以上という数字で費用対効果がうかがえる。

  • イノベーションへの貢献2

    調理と充填の自動化は述べられるが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    宮崎県西都市で都萬牛を生産・加工・販売する地域ブランドの事業だと読み取れるが、雇用や地域成長の数字は薄い。

今後の展望

健康にこだわった都萬牛の生産を続けつつ、生産頭数を増やし、精肉・加工品共に販路を広げていく。

事業者の声

「おいしかった」という反応をいただけます。それが糧となってさらに良いものをつくろうという気持ちになるんです。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。