しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
有限会社南野製作所
成果1本あたりの加工時間 59分→13分
| 事業者名 | 有限会社南野製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 倉敷市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 高機能化学合成 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1955年 |
創業以来、主に農機具・建機部品の切削加工を手掛けてきた。主要取引先である農機具メーカーの生産拠点が海外にシフトする流れとなり、新規分野の開拓が必要になった。営業活動の結果、空気圧シリンダーメーカーからシリンダー部品の引き合いを得た。これまでも類似製品を受注・製作していたが、材料の切断加工は自社でできず、切断済み材料の支給を受けていた。
抱えていた課題
やったこと
空気圧シリンダー部品は気密性を確保するため非常に高い加工精度が求められ、微細なキズがつかないよう材料搬入から納品まで厳密な管理が必要だった。この加工技術を確立するため、工作機械メーカー等とともに試作研究を重ねた。その結果、当該部品加工専用のNC複合自動旋盤を開発・導入した。併せて、この自動旋盤に原料鋼材を供給する材料供給機も導入した。新規設備は材料の切断を含め、NC旋盤、マシニングセンタ、ポリゴン、転造にわたる多数の工程を自動で一度に行えるようになった。
新しい製品・サービス:空気圧シリンダー部品
安定した品質で量産できる体制が整い、空気圧シリンダーメーカーから正式な受注契約を獲得できた。自社で切断加工ができるようになり、鋼材メーカーから直接材料供給を受けられるようになったため、取引先の手間も省け、加工賃を得られる双方にとって良い結果となった。品質、コスト、納期管理でも高い評価を受け、受注点数は当初予定を上回った。その他の製造拠点にも紹介され新たな取引が始まり、農機具・建機以外に空気圧シリンダー部品という新たな事業の柱を確立できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
農機具・建機部品の切削加工から空気圧シリンダー部品へ新規分野を開拓したとあり、既存事業との関連は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
品質・コスト・納期で高い評価を受け、当初約20点の受注見込みが50点に増えたと書かれており、競争優位の根拠が具体的に読み取れる。
切断工程を含む多工程の手間や打ちキズ不良という課題を認識し、NC複合自動旋盤で加工時間を13分から59分に短縮した点が読み取れる。
1本あたり加工時間の短縮は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。受注増の実績は実現可能性の裏付けとして読める。
メーカーと共同で試作研究を重ね専用機を開発したとあるが、人材や事務処理体制の具体的記述は薄い。
気密性を要する高精度加工が求められる空気圧シリンダー部品に対応でき、正式受注や他拠点への取引拡大につながったと読み取れる。
試作研究を経て専用設備を導入し、受注拡大につなげた流れは読めるが、スケジュールや中長期の検証内容は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
空気圧シリンダー部品の高い加工精度が求められる点は読めるが、分野の普及度や高価格化の水準は書かれていない。
農機具メーカーの海外シフトで新規分野が必要になったとあり、地域の雇用や波及効果への言及はわずかにうかがえる程度。
加工工程を一度に自動化し1本あたり加工時間を13分から59分に短縮、受注点数も約20点から50点に増えたことが数字で示されている。
自動旋盤による工程集約は生産技術の進化といえるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
岡山県倉敷市の地域企業であり、新事業柱の確立と雇用創出に触れているが、地域特性を活かした記述は薄い。
社員全員が意欲をもって働ける会社を目指し、社内で意見交換の機会を設けるなど環境改善に取り組んでいる。産休・育休制度などを整備し、女性の活躍をさらに期待したいとしている。技術力とともに人と人との信頼関係を大切にしていく方針である。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
ユーザー個々の好みに応えるため、専門デザイナーの支援を受けて個性的なデザインを数パターン創作した。
正確に制御された方法で数ナノメートルの超薄膜を成膜できる新型ALD装置(原子層堆積装置)を試作開発した。