多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社ミヨシキャスティング
成果砂崩れ、砂詰りなどが半減した。
| 事業者名 | 株式会社ミヨシキャスティング |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 三好市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 鍛造 |
| 従業員数 | 59人 |
| 設立 | 1954年 |
主力製品は各種鋳物製品と各種機械部品加工で、自動車産業機械・農機具・ポンプなどの部品を供給している。川上企業として、鋳造品の品質安定化と不良率低減、省力化が求められている。
抱えていた課題
やったこと
取引先等の協力業者と協議し、測定精度・省力化・安定化に適したCBコントローラーを選定し、発注から約2か月後に設置した。設置後、現状の砂を混練・排出し、工業技術センターおよび協力業者に砂分析を依頼して配合を検討した。その結果を受けて目標のCB値を設定し調整した。再度砂を混練・排出して協力業者に分析を依頼し、最終CB値を設定した。CBコントローラーはパッチホッパーから砂、給水タンクから水をミルに供給して混錬し、一部を試験機に送ってCB値を計測する仕組みで、定期計測の結果をコントローラーパネルに送り注水等を自動制御する。
| その他 | CBコントローラー |
|---|
CB値で砂の水分量を管理できるようになり、安定した水分の砂を排出できるようになった。砂崩れや砂詰りが半減し、作業性が向上した。水分調整が検量線補正で簡単に行えるようになり、作業人員も不要になった。鋳肌面の緻密さも向上し、品質の安定と不良率低減、納期短縮、コスト低減につながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鋳物の不良低減や水分管理の課題が書かれているが、過去の取組や経営戦略上の位置付けには触れられていない。
国際価格競争や自動車・農機等の部品供給者のニーズに言及があるが、自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
不良低減・コスト低減・納期短縮を目標に挙げ、CB値管理による水分安定化で課題解決を図る流れは読み取れるが、数値目標はない。
納期短縮やコスト低減の方向性は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
協力業者や工業技術センターと協議・分析を行う流れはあるが、社内の人材や事務処理体制は書かれていない。
川上企業として部品供給者のニーズに応える必要性は示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
CB コントローラー選定、発注、約2か月後の設置、砂分析と目標CB値設定までの手順と順序が具体的に示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
鋳造の砂水分管理は一般的な技術分野と考えられ、高付加価値化や高価格化を示す記述は見られない。
川上企業として自動車産業機械・農機具等への部品供給を担うと書かれているが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
砂崩れ・砂詰りが半減し作業性が向上したとの成果は示されるが、投入額に対する効果の数値はない。
CB値の自動計測と注水制御で人の手から機械管理へ移行する点は示されるが、デジタル技術の活用の広がりは限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
徳島県三好市の鋳造業者であることは分かるが、地域特性を活かした高付加価値化や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
生砂の種類、粒度、環境温度、混錬時間、水分量、砂の温度などに対するCB値のデータを長期間収集し、各種製品に最適なCB値で水分量を管理して品質のよい鋳造品を生産していく。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
高レスポンス大型(NC)操作フライス盤を導入し、段取りレスで大型かつ多様な切削加工ができるようにした。
効果:段取り時間 2時間→0.5時間