「真空・溶液浸潤装置」を付帯した、顧客ニーズ対応型真空フライプラントの試作開発
装置の高さを2.5m以内に抑えた小型真空フライヤーを開発し、家庭用コンセントに接続して使えるようにした。
効果:装置全体の高さ 4m→2.5m
株式会社ヨコタコーポレーション
成果注文から納品までのリードタイムが25日短縮された
| 事業者名 | 株式会社ヨコタコーポレーション |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 吉野川市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 219人 |
| 設立 | 1960年 |
創業から55年間、小径・中径のベアリング旋削加工を主体に事業を続け、独自の生産技術で品質とコストの優位性を築いてきた。主な用途は自動車やバイクの部品である。近年は自動車メーカーの現地生産が進み、顧客の軸受メーカーも海外へ進出して現地調達を加速度的に増やしている。そのため国内需要は減少し、同社も受注減の影響を大きく受けている。
抱えていた課題
やったこと
既存の油圧単能機で加工していた小ロット品を、自動供給付きのNC旋盤を導入して加工する工程に切り替えた。既存設備での加工工程の優位性と課題を整理し、新規導入設備による加工工程と作業性・製品の流れ・有効スペースを考慮したレイアウトを設計した。新工程で実加工を行い加工条件を洗い出し、無人稼働を目標に安定した生産性を追求するとともに、切粉処理を改善して異常品の発生防止に努めた。導入後は連続稼働で日々の生産実績を把握し、コストの算出と課題の明確化を行いながら改善を続けた。試作加工は2案件で行った。
| 加工機 | 自動供給付きNC旋盤 |
|---|
試作2案件では、NC旋盤加工と加工工程の変更により、注文から納品までのリードタイムが25日短縮された。工程変更により寸法バラツキが半減し、単工程で起きやすかった工程飛びの問題もなくなったため、保証体制も整えやすくなった。生産性は、旋削工程設備を7台から1台にまとめたことで面積効率と機械効率が高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
標準量産の小・中径ベアリング旋削で55年培った独自の生産技術を基本にすると書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
自動車メーカーの現地生産や軸受メーカーの海外進出による受注減を踏まえ、品質・コストの優位性を活かす方針が具体的に書かれている。
国内需要減という課題に対し、リードタイム25日短縮、1工程あたり300〜500個から90個への生産能力の変化など数字つきで高付加価値化・効率化の方向が示されている。
一人当たり加工高を約2倍に引き上げる目標が示されているが、賃上げ目標は書かれていない。
従業員219人や雇用維持の方針はあるが、補助事業を遂行する人材・事務体制の具体的記述は少ない。
多品種少量・短納期の顧客要求に応える点や、航空機・医療機器など市場の広がりが具体的に示されている。
既存設備の課題整理、レイアウト設計、加工テスト、本工程開始という段階と、切粉処理による異常品対策が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
ベアリング加工の高速化やNC旋盤による低コスト化は示されるが、同分野での高水準の付加価値化を示す記述は限定的。
新規雇用や国内生産の維持、雇用課題への取組が述べられているが、波及効果の定量的説明は少ない。
設備導入で工程数が7台から1台に減り、寸法バラツキが半減したなど、投資に対する効果が数字で示されている。
自動供給付きNC旋盤の導入は書かれているが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は明確でない。
公開されている事例からは読み取れません。
徳島県吉野川市の地域企業で雇用維持に取り組むとあるが、地域の特性を活かした高付加価値化の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今回導入した設備による低コスト加工を広げ、ベアリング業界に限らず自動車部品や産業機械、医療機器、航空機関連など精密かつ異材質の部品が求められる市場へ参入する。試作した2案件はグローバルに市場が拡大しつつあるため、既存取引先への提案に加え、新規顧客の販路拡大を図る。将来は顧客ニーズへの迅速な対応力で受注を獲得し、効率化で生まれた余剰人員を新規受注に充てて雇用を拡大し、事業を広げる。
装置の高さを2.5m以内に抑えた小型真空フライヤーを開発し、家庭用コンセントに接続して使えるようにした。
効果:装置全体の高さ 4m→2.5m
3Dプリンターを導入し、これまで外部に発注していた樹脂模型の制作を内製化した。
多関節ロボットの先端に特殊光学ヘッドを搭載した外観検査ロボット「HS-IR100」を開発し、フィールドテストを経て製品化した。