南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社プロテック
| 事業者名 | 株式会社プロテック |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 高松市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 設立 | 1988年 |
同社は1988年に香川県高松市で創業し、真空業界向けのコンフラットフランジ用金属ガスケットの加工から、プレス加工による製作まで手がけてきた。精密機械加工において技術と品質の評価が高く、2010年には四国の中小企業として初めてJIS Q9100を取得した。主な事業は航空宇宙関連部品や超精密部品の製造、半導体製造装置用超精密導品の設計・開発・製造で、近年は航空機エンジン部品メーカーからファンフレームの加工注文を受けている。
抱えていた課題
やったこと
2013年5月から機械を選定して発注し、2014年3月5日から7日にかけて大型CNC三次元座標測定機(高速5軸スキャニングヘッド搭載)を設置した。導入機で数ミクロン単位の性能検証を何度も繰り返し、高精度の測定が実証できたため、実際の製品測定も行った。測定できる範囲は幅2,000mm×奥行3,000mm×高さ1,450mmまでの大径長尺製品となり、1本のスタイラスで大型長尺製品や複雑形状製品を測定できるようになった。3DCADモデルに対応したソフトも導入し、測定結果とモデルの比較検証や色分けによる合否の視覚的確認を可能にした。操作は5日間のプログラムで習得した。
大径長尺製品の測定が可能になり、3DCADモデルとの比較検証や合否の視覚的確認もできるようになった。大径長尺製品の加工では真円度や加工精度、傾斜角度の要求範囲に収めるのが難しかったが、試作品の制作を通じて大径長尺物の加工技術が備わっていることを確認した。これにより、精度・価格・納期で競争力のある大径長尺製品の精密機械加工の生産プロセスを構築できた。大型製品の新規受注が増え、航空関連部品メーカーとの取引開始や衛生用品製造装置メーカーからの受注確定につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1988年創立以来の精密加工と測定の一貫体制を背景に、加工から測定までの体制づくりを目指すと書かれているが、経営戦略上の位置づけは具体的に示されていない。
大型測定機を保有する既存供給先が1社しかない中で、同社が大型に対応すれば競争力を高められると述べ、市場と自社の強みを結びつけている。
大径長尺物の測定に限界があるという課題を認識し、大型CNC三次元測定機導入で加工から測定までを一貫請負する計画が示されている。
大型製品の新規受注が確定したと成果は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、目標の数値は読み取れない。
機械の選定から設置、性能検証、操作の5日間プログラム受講まで工程が示され、体制の一部は読み取れるが人材配置の記述は薄い。
航空機エンジン部品メーカーからの要望や、衛生用品製造装置メーカーでの品質向上による受注確定など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に書かれている。
5工程の進め方と2013年5月からの選定・発注、2014年3月の設置日は書かれているが、中長期の課題検証の記述は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大型長尺製品の測定と高度な加工技術を組み合わせた点は読み取れるが、分野全体の普及度や高付加価値化の水準の数字は示されていない。
航空機エンジン部品や半導体製造装置向け部品の製造という事業内容は書かれているが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
補助金額や付加価値額の増加、生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度である。
高速5軸スキャニングヘッドの活用は書かれているが、サプライチェーン全体へのイノベーション貢献までは示されていない。
公開情報では判断できません。
香川県高松市の地域企業であることは書かれているが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は見当たらない。
航空機エンジン部品メーカーからは工程外注から加工外注になれる可能性が高まり、収益の向上が見込まれる。航空関連部品メーカーとは大型製品の取引を開始しており、衛生用品製造装置メーカーとも受注が確定した。今後も同様の方向性で積極的に営業展開をしていく予定である。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
平成24年度補正ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金を活用し、金型製造用としてマシニングセンター(MC)と、MCの加工プロ…
効果:金型内製化率 30%→60%
既存のマシニングセンター1台を改造し、主軸の最高回転速度を毎分2万回転から毎分8万回転に高性能化した。
効果:主軸の最高回転速度 20,000回転/分→80,000回転/分