金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社イトウ
| 事業者名 | 株式会社イトウ |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 四国中央市 |
| 業種 | 紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 47人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1971年 |
同社は紙加工業で日本屈指の生産量を誇る四国中央市で、紙、不織布の加工品を生産する紙製品製造業である。活性炭消臭フィルターは以前から取引のあった家電メーカーからの生産委託が始まりで、今回は本体に枠を付けた気密性の高い商品仕様を依頼された。
抱えていた課題
やったこと
取引先の機種別寸法に対応するため、金型を交換することでサイズ違いの製品に対応できる自動枠貼り装置を導入した。折り目をつけ、ホットメルト接着剤を塗ってフィルター本体を挿入し、反対側にも接着剤を塗って接合する工程を自動化した。折り目の力加減や素材の水分によるサイズ不安定の問題を、設備業者と現場の協力で調整しながら解決した。自動枠貼り装置と包装装置を連結し、工程内の人員を削減して製造原価の低減につなげた。
新しい製品・サービス:活性炭消臭フィルター(ペーパーハニカムにペレット状の活性炭を充填した製品)
自動枠貼り装置の導入により生産性が向上し、生産量が大幅に増えて利益を確保できる状態になりつつある。金型交換と設定変更で半日程度の段取り替えでサイズ変更に対応できるようになった。機械化により精度の高い安定生産が可能となり、不良品率が大幅に減少して取引先からのクレームも激減した。これにより取引先からの信頼を得て、現在は数種類の製品が当社からの購買となっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
紙加工の長年の事業と活性炭消臭フィルター生産の経緯は書かれているが、経営戦略上の位置付けを示す記述は薄い。
海外では3〜6カ月で交換が一般的だが国内は搭載が少ない点、紙製で環境配慮できる強みが具体的に書かれている。
手作業の生産性低下や品質バラつきという課題を認識し、自動枠貼り装置で不良品が大幅に減ったと記載がある。
生産量増加や利益確保が見込めるとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれていない。
県内設備業者との調整や現場と社長の協働に触れるが、人材・事務体制の詳細は読み取りにくい。
空気清浄器にぴったり入るサイズ精度や、業務施設向けの消臭強化という顧客ターゲットと選ばれる理由が示されている。
可変型金型を2016年を目途に製作し極小ロットに対応する計画と、除塵脱臭装置の試作や販路開拓の予定が書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ペレット充填式で消臭力を高めた紙製フィルターで、同分野で高付加価値化を図る取組みと読み取れる。
活性炭の世界的な不足や環境配慮に触れるが、国が補助する理由としての波及効果や雇用創出の記述は少ない。
生産量増加や人員削減、製造原価の大幅低減が書かれているが、補助金額に対する数値の記載はない。
ベンチャー企業との竹活性炭開発や除塵脱臭装置の共同製作にわずかに触れるが、デジタル技術の活用は読み取れない。
公開情報では判断できません。
四国中央市の紙産業の集積を背景に、地域の県内企業と連携する点は読み取れるが、雇用創出の規模は書かれていない。
活性炭消臭フィルターを使った除塵脱臭装置の試作機を県内企業と共同製作中であり、病院や介護施設、飲食店などの業務施設へ販路開拓を進める予定である。極小ロットの需要に対応するため、2016年を目途に可変型の金型を製作する計画である。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
厚物用1本針ミシンをベースに、1本針と2本針を切り替えるスイッチ機能と送り機能などを改造した特別仕様のミシンを開発した。
効果:溶着幅 25mm→40mm
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。