シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
ネクサス株式会社
| 事業者名 | ネクサス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県 南関町 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 220人 |
| 資本金 | 9,170万円 |
| 設立 | 1964年 |
自動車業界では部品を鉄やアルミからプラスチック(樹脂)に替えて軽量化する動きがある。既存の高強度コンパウンドは流動性の低さから薄肉の射出成形に使えず、軽量化が難しい部品が残っていた。
抱えていた課題
やったこと
補助金で混錬機を導入し、試作開発を行った。当社の特殊な混錬技術と射出成形技術を生かし、利用可能で量産性の高いコンパウンドを作る均一分散造粒法の確立を図った。県産業技術センターと連携し、植物由来・石油由来・天然由来の樹脂にカーボンフィラーを混錬して強度測定を繰り返した。その結果、良好なコンパウンドに練り上げる混錬条件をおおよそ特定し、形状の良好なペレットを量産する技術にほぼ目途をつけた。
新しい製品・サービス:高強度・高流動のカーボンフィラー強化プラスチックコンパウンド
主たる4組成のプラスチックにカーボンフィラーを添加することで、従来より40%強度を高められた。あわせて容易に成形できる流動性を実現し、薄肉化による軽量化が可能になった。生産サイクルの短縮や使用材料の大幅な低減による収益性も見込める。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存製品の自動車産業向けパーツの取引を背景に、高強度樹脂の開発を次の展開として位置付けていることがうかがえます。
特殊な混錬技術と射出成形技術を強みとし、カーボンフィラー添加で従来より40%強度化できた点が具体的に書かれています。
フィラーの分散性不良や流動性低下という課題を挙げ、混錬条件の特定とペレットの量産化目途で解決に向かった点が書かれています。
40%強度化という結果は示されていますが、付加価値額や賃上げに関する目標値は書かれておらず、実現可能性は判断しにくいです。
県産業技術センターと連携して試験を繰り返したことは書かれていますが、社内の人材や事務処理体制の具体的な記述は少ないです。
高強度・良好な流動性・薄肉化による軽量化を優位性とし、自動車メーカーやデジタル家電分野を顧客ターゲットとして挙げています。
試験の繰り返しや量産化技術の目途は書かれていますが、今後のスケジュールや課題解決の方法は詳しく示されていません。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高強度で流動性の良いコンパウンドを高付加価値とする考えは示されていますが、分野の普及度や認知度の情報はありません。
軽量化による部品開発は書かれていますが、波及効果や新たな雇用創出など国が補助する積極的理由は読み取れません。
生産サイクルの短縮や材料の大幅な低減による収益性が見込まれるとありますが、補助金額に対する効果の数値は示されていません。
新素材による薄肉化で車載ECUケースへの応用を目指すことはうかがえますが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていません。
自動車部品の軽量化の流れに沿う素材開発で、デジタル家電など新分野への進出を目指す点が書かれています。
熊本県内の企業であることと県産業技術センターとの連携は書かれていますが、地域の特性を活かした成長や雇用への効果は書かれていません。
車載用ECUケースへの採用を大手自動車メーカーに目指す。デジタル家電などの新分野にも材料仕様の高度化を進めて進出を目指す。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
カラー塗装に代えて光学を活用した新しい成膜技術を開発した。