ものづくり補助金平成24年度沖縄県

炭酸ガス充填機の改良による短納期化の実現及び新製品の開発

株式会社名護パイナップルワイナリー

この事例のポイント

  • 従来のポリエチレンフイルムは、シール強度や引裂き強度が高く、開封しにくいことが課題となっていた。
  • 日本ポリエチレン株式会社と共同開発したフイルムの基礎設計を基に、成形条件のシミュレーションを行った。
  • 強度を維持しつつ、横方向にも良好な引裂き性を持つ多層ポリエチレンフイルムを実現し、市場開拓を目指せる状態になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社名護パイナップルワイナリー
所在地沖縄県 糸満市
業種プラスチック製品製造業
技術分野発酵
従業員数80人
資本金7,700万円
設立1965年

事業の背景

当社では厚みのあるポリエチレンフイルムを製造していた。従来のポリエチレンフイルムは特性上、横方向の引裂き性が十分でなく、開封しにくいという課題があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術従来のポリエチレンフイルムは、シール強度や引裂き強度が高く、開封しにくいことが課題となっていた。
  • 新製品・新技術横方向にカットしにくいという欠点があり、市場開拓の妨げになっていた。

やったこと

日本ポリエチレン株式会社と共同開発したフイルムの基礎設計を基に、成形条件のシミュレーションを行った。その後、成形機を選定して搬入・設置し、試作品の開発を行った。三種三層機を用い、特殊な原料を中間層に配置した。これにより、横方向にも直線易カット性を付与した多層ポリエチレンフイルムを開発することができた。

新しい製品・サービス:横方向にも直線易カット性を備えた多層ポリエチレンフイルム

事業の効果

強度を維持しつつ、横方向にも良好な引裂き性を持つ多層ポリエチレンフイルムを実現し、市場開拓を目指せる状態になった。開封時に「ちぎり層」が出にくい特徴があり、肥料袋・氷袋・米袋などの重袋に加え、医療や食品など付加価値の高い分野にも展開できる製品となりうる。数字で示された効果は記載されていない。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.8 / 514観点のうち10観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性横方向に裂けにくいという既存製品の欠点を、三種三層機と中間層の特殊原料で克服し、重袋や医療・食品分野への展開を見込んでいる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    顧客とニーズの裏付け開封しにくい課題や医療・食品など展開先は触れているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    既存のポリエチレンフイルムを基に共同開発の基礎設計を活かし、試作から市場開拓へつなげており、一貫性が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    横方向に裂けにくいという既存製品の欠点を、三種三層機と中間層の特殊原料で克服し、重袋や医療・食品分野への展開を見込んでいる。

  • 課題の認識と解決3

    横方向の引裂き性が課題と明記され、多層化による解決と医療・食品など高付加価値分野への展開を示している。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制3

    共同開発先と連携し、成形条件のシミュレーション、成形機の選定・搬入設置、試作品開発を一連で実施しており、遂行体制が読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    開封しにくい課題や医療・食品など展開先は触れているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋3

    基礎設計、成形条件シミュレーション、機械選定、試作と段階を踏んで進めており、遂行方法は妥当に読める。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    横方向に直線易カットできる厚手ポリエチレンフイルムは、従来困難だった特性として高付加価値化を狙える内容と読み取れる。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    医療・食品など付加価値の高い分野への展開を述べるが、地域経済や雇用への波及効果の記述は薄い。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献2

    新製品による市場開拓は述べるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述は弱い。

政策面判断できません
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及ー

    公開情報では判断できません。

今後の展望

肥料袋・氷袋・米袋などの重袋のみならず、医療や食品など付加価値の高い分野への展開を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。