最新式ドローンによる安全で革新的な森林・被災地・海岸測量事業

株式会社グランド調査開発

この事例のポイント

  • 森林では木々に隠れて地面のデータが把握できず、現場に足を運んで測量しなければならなかった。
  • 補助事業では、最新式のレーザースキャナー、それを載せる大型ドローン、データ解析ソフトウェアの3点を導入しました。
  • ドローンによる3次元レーザー測量が可能になり、従来より短時間で広範囲のデータを集められるようになりました。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社グランド調査開発
所在地島根県 浜田市
業種技術サービス業(他に分類されないもの)
設立1980年

事業の背景

株式会社グランド調査開発は浜田市に拠点を置く建設コンサルタントです。道路、河川、海岸、港湾などの建設コンサルタント業務に加え、基準点測量や空中写真測量などの測量全般も請け負っています。

大雨などの災害時には被害程度の把握のための測量調査も行い、地域の暮らしを支えています。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力森林では木々に隠れて地面のデータが把握できず、現場に足を運んで測量しなければならなかった。
  • 生産能力到着までに時間がかかったり、人が立ち入れない場所があったりするケースがあった。
  • その他災害時の測量では地滑りや落石などの危険があった。

やったこと

補助事業では、最新式のレーザースキャナー、それを載せる大型ドローン、データ解析ソフトウェアの3点を導入しました。レーザースキャナーは森林でも草木の間を通り抜けて測量するため、実際の地形を把握できます。

ドローンは優れた飛行性能により、厳しい環境でも安定して作業できます。担当者はデータ解析や現場に応じたドローンの効果的な飛ばし方を学び、スキルアップに努めました。

新しい製品・サービス:レーザースキャナー搭載ドローンによる3次元レーザー測量サービス

補助金で入れた設備

経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。

事業の効果

ドローンによる3次元レーザー測量が可能になり、従来より短時間で広範囲のデータを集められるようになりました。人が立ち入れない場所や安全性に問題のある場所でもデータを集められ、作業の安全性が向上しました。

海岸など色の変化に乏しい場所の測量も問題なく行えるようになりました。森林測量や被災地での測量では作業の生産性が飛躍的に向上しました。

出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均3.2 / 514観点のうち12観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性従来の写真測量では難しい森林や色の乏しい海岸でも測量でき、経験値を強みとして得意分野を組み合わせる競争優位が読み取れる。
  • 4
    新しさ・高付加価値大型ドローンとレーザースキャナーを組み合わせた3次元レーザー測量は同分野で高水準の高付加価値化を図る取組と読み取れる。
  • 4
    イノベーションへの貢献ドローンとLiDARによる3Dモデル化で斜面崩れの形跡を一目で把握するなど、先端技術を地域の防災に活用している。

もう一歩だった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標生産性が飛躍的に向上したとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標数値は記載がなく薄い。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    1980年設立以来の測量・建設コンサル業務を基盤に、レーザー測量ドローンを導入し既存業務の延長で位置付けられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    従来の写真測量では難しい森林や色の乏しい海岸でも測量でき、経験値を強みとして得意分野を組み合わせる競争優位が読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    森林測量で現場へ足を運ぶ手間や危険な災害現場の課題を認識し、ドローン測量で解決する計画になっている。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産性が飛躍的に向上したとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標数値は記載がなく薄い。

  • 事業を進める体制3

    担当者がデータ解析やドローン飛行技術を学びスキルアップに努めており、導入に向けた人材面の体制が示されている。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    森林・被災地・海岸など顧客ニーズのある測量場面を具体的に挙げ、従来より短時間で広範囲のデータを得られる点を示している。

  • 事業化までの道筋2

    今後は山陰道整備への参入や自治体の地図作成への活用を探るとあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    大型ドローンとレーザースキャナーを組み合わせた3次元レーザー測量は同分野で高水準の高付加価値化を図る取組と読み取れる。

公的補助の必要性3.5
  • 波及効果・雇用3

    災害時の被害把握や地滑り等の危険回避、自治体の公共工事への貢献など、社会インフラに関わる公的意義が示されている。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献4

    ドローンとLiDARによる3Dモデル化で斜面崩れの形跡を一目で把握するなど、先端技術を地域の防災に活用している。

政策面4.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及4

    浜田市に拠点を置き地域に密着して災害時の測量や自治体支援を行い、地域の課題解決に貢献する事業である。

今後の展望

今後は山陰道の整備などへの参入を目指し、地方自治体が公共工事のために地図を作る際の補助的な役割など、多様な活用法を探っています。

事業者の声

技術力をさらに上げ、それぞれの方法の得意分野を足し算し、どちらも得意とする唯一無二の道を切り開きたい

公式の事例集より(原文のまま)

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出典・注記
  • 出典:公式の事例集(令和元年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 審査の観点:公募要領 p.44(審査項目)
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。