高性能支柱打ち込み機導入による生産性・品質の革新的な向上及び新市場開拓

宮崎県の従業員6人の建設業が、ものづくり補助金で高性能の杭打機械と削岩機を導入した採択事例です。

株式会社九州ロード

成果1日に打ち込める支柱数 70本→125本

この事例のポイント

  • 高性能の空圧式杭打機械を導入しました。
  • 1日に打ち込める支柱数 70本→125本。作業性と品質が大幅に向上し、支柱打ち込みを1人でできるようになりました。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社九州ロード
所在地宮崎県 宮崎市
業種総合工事業
技術分野機械制御
従業員数6人
資本金500万円
設立2018年

事業の背景

株式会社九州ロードは、ガードレール設置などの交通安全施設工事を手がけています。これまで地域の人々に支えられてきました。

課題と取り組み

やったこと

高性能の空圧式杭打機械を導入しました。従来は1日に60本から80本程度しか打ち込めませんでした。

導入後は1日に100本から150本を打ち込めるようになりました。作業は2人から1人で済むようになりました。

同時に削岩機も導入しました。これにより外注していた岩盤の削孔も自社で行えるようになりました。

新しい製品・サービス:高性能の空圧式杭打機械

補助金で入れた設備

経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。

事業の効果

  • 1日に打ち込める支柱数 70本→125本
  • 作業員数 2人→1人

作業性と品質が大幅に向上し、支柱打ち込みを1人でできるようになりました。1,650cmの深さまで打ち込む必要がある高速道路のガードレールの支柱も5分ほどで作業が完了するようになりました。

削岩機により岩盤の削孔も自社でできるようになりました。これにより、それまで対応できなかった新市場への参入も果たしました。

出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均2.8 / 514観点のうち13観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性従来機器の60~80本から100~150本へ、2人作業が1人になった点を示し、高速道路施工で強みを発揮し新市場に参入できたことを示している。

もう一歩だった観点

  • 2
    事業化までの道筋導入機器による作業手順の改善は示されるが、中長期の遂行方法やスケジュールの記述は薄い。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    過去の施工実績を背景に、ガードレール設置の既存事業を強化し建設分野以外への展開も進める方針が述べられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    従来機器の60~80本から100~150本へ、2人作業が1人になった点を示し、高速道路施工で強みを発揮し新市場に参入できたことを示している。

  • 課題の認識と解決3

    1人で支柱を支え操作していた作業課題を機器導入で解消し、削岩機で外注していた削孔も内製化できる点が示されている。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標3

    打込み本数が60~80本から100~150本に増えるなど、作業効率向上の目標と効果が数字で示されている。

  • 事業を進める体制3

    従業員6名の小規模体制だが、既存の施工経験を持つ会社として機器を用いた作業体制が示されている。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高速道路ガードレール支柱の施工という明確な顧客ニーズに対し、作業性と品質向上で選ばれる理由が整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    導入機器による作業手順の改善は示されるが、中長期の遂行方法やスケジュールの記述は薄い。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    従来対応できなかった高速道路ガードレール施工の新市場に参入したことが述べられ、高付加価値化の方向性がある。

公的補助の必要性2.3
  • 波及効果・雇用2

    ガードレールは交通安全施設であり安全に貢献すると述べられるが、経済波及や雇用創出の記述は弱い。

  • 費用対効果3

    打込み本数が約1.5~2倍になり2人作業が1人になるなど、生産性向上の効果が数字で示されている。

  • イノベーションへの貢献2

    新型の空圧式杭打機械の導入は述べられるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は示されていない。

政策面2.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及2

    宮崎県での地域企業として地域のみなさまに支えられてきたと述べられるが、地域経済の牽引は示されていない。

今後の展望

設置したガードレールは長期にわたって残るため、地域の人々に恩返しを続けるとともに、建設分野以外への展開も強化して会社をさらに成長させていく所存です。

事業者の声

私たちが設置するガードレールなどは一度設置すると長期にわたって残っていきます。施工に関わった場所を通る度に、「ここ、お父さんたちがつくったんだよ」と家族にも自慢できる、やりがいのある仕事です。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典・注記
  • 出典:公式の事例集(令和元年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 審査の観点:公募要領 p.44(審査項目)
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。