小規模事業者持続化補助金製造業愛知県

ネットショップを使いやすく直し、えびせんべいの通販を伸ばす

有限会社石黒商店

愛知県のえびせんべい製造販売業者(従業員9名)国が公開している採択事例です

この事例のポイント

  • 50代以上の知人に実際に買ってもらい、つまずく場所を見つけてサイトを直した。
  • 手数料の高いモール型より、自社サイトでの販売を選んだ。
  • 催事の試食で味を知ってもらい、その客を通販のリピーターにつなげた。
  • 包装業が中心だった売上の構成を、せんべい販売が9割に逆転させた。

事業の経緯

父が1989年に店を始め、ピロー包装機を入れてせんべいの包装業を中心に営んできた。2004年に現代表が20代で社長を継いだ。2011年に取引先からえびせんべいの製造機械を譲り受け、自社での製造・販売に乗り出した。

百貨店の催事で試食してもらい、買った客のために電話・FAXの通販を始め、自社サイトでのネット販売にも広げた。しかし買い方が分からず離れる客が多く、コロナ禍で手土産の需要も落ちた。2020年度に持続化補助金でネットショップをリニューアルし、アクセスと通販の売上を伸ばした。

事業の内容

  1. 課題:包装業からの転換父の代はピロー包装機を入れ、せんべいの包装業が事業の中心だった。2011年に取引先からえびせんべいをつくる機械を譲り受け、自社での製造・販売に乗り出した。
  2. 取り組み:催事と通販百貨店の催事に積極的に出店し、試食で味を知ってもらった。催事で買った客のために電話・FAXの注文を始め、その後、手数料のかさむモール型ではなく自社サイトでのネット販売を始めた。
  3. 課題:ネットで買い方が分からないネットショップを開いても売上はすぐには伸びず、「購入方法がわからない」という問い合わせも来た。50代以上の知人に買ってもらう様子を見ると、説明文が読まれず、買い物かごの場所も分からないことが分かった。コロナ禍で手土産の需要が落ち、売上が大きく下がった月もあった。
  4. 取り組み:ネットショップのリニューアル持続化補助金を使い、2020年度にホームページとネットショップをリニューアルし、購入までの導線を強めた。決済の仕組みは、専門知識がなくても扱いやすく、簡単な手順でカード決済できるものを選んだ。商品写真はプロのカメラマンに撮り直してもらい、スマホ向けのサイトも新たに開いた。

補助金を使った経費

記事の内容から、小規模事業者持続化補助金の経費区分にあてはめた区分です。

ウェブサイト関連費ネットショップのリニューアル

事業の効果

  • ホームページへのアクセス数が2020年比で70%増えた。
  • ネット通販の売上が伸びた。
  • 利用者の端末は開設当初パソコン7割・スマホ3割だったが、今はスマホが8割になった。
  • 2020年度の売上は、せんべい販売が9割、包装業が1割と、以前の比率を逆転させた。

事業者の声

問い合わせが来れば対応できますが、購入に手間取って黙ってオンラインショップから離れてしまわれては困ります。どうすれば顧客に購入までたどり着いてもらえるのかと思案しました。

決済システムに詳しい知人が、通販サイトのお客様の購入までの動きなどの情報を提供してくれました。『このサイトは、きれいなページだけれど使い勝手が悪い』『ここは決済料が高いから、おすすめできない』などです。実際に利用した方の情報なので、ありがたいです。

愛知県のえびせんべい製造販売業者(従業員9名)
出典

販路開拓の手段

  • ネットショップ:購入までの導線を見直し、50代以上の客でも迷わず買えるようにした。
  • スマホ向けサイト:スマホで買う客が増えたのに合わせ、スマホ向けのサイトを開いた。
  • 商品写真:プロのカメラマンに撮り直してもらい、おいしそうに見える写真に差し替えた。
  • 催事販売:百貨店の催事で試食してもらい、通販のリピーターにつなげた。
  • SNS:フェイスブックとインスタグラムで商品の情報を発信している。

今後の展望

リピーターに加えて新しい客を開拓する。家飲み向けのおつまみセットや、母の日・父の日などの記念日向けセットを開発し、インスタグラムでの発信も強める。

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