コロナ禍で長男が継ぎ、居酒屋の自社物件をブライダルの拠点に変える

寿ダイニング(売上高:1億円未満)

成果自社物件を新しい事業に使い、新たな収益につなげる体制ができた。

店舗改装に使える公募中の補助金 34件を見る

この事例のポイント

  • コロナ禍で主力の大型居酒屋の売上と利益が大きく落ち込んだ。
  • 若い世代を喜ばせるサービスの知識を強みと捉え、ブライダル事業を考えた。
  • 時短や非接触に対応した、どこからでも参加できる結婚式を打ち出した。
  • 厨房機器の多くが売れず、撤去の費用がかさんだ。

事業者のプロフィール

事業者名寿ダイニング(売上高:1億円未満)
所在地福岡県
業種居酒屋・貸ビル業

事業の経緯

貸ビル業と飲食事業を主軸にしてきた会社で、大型の居酒屋が飲食事業の中心だった。長男は長年専務として会社を支えてきた。

コロナの影響で居酒屋の売上と利益が大きく落ち込み、高齢の先代には変革のかじ取りが難しくなっていた。

そこで長男が代表を継ぎ、全事業を引き継いだ。若い世代向けのサービスの知識とウエディングの経験を生かし、事業承継・引継ぎ補助金で居酒屋の物件をブライダルカウンターに改装した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 飲食事業の落ち込み主力の大型居酒屋は、コロナの影響で売上も利益も大きく減った。高齢の先代には、難しい局面で事業を変えていくかじ取りが難しかった。
  • 代表の交代長年専務として会社を支えてきた長男に代表を引き継いだ。コロナ禍で厳しい経営判断が続くなか、今が交代の時期だと判断した。

やったこと

  1. ブライダル事業の構想若い世代向けの飲食店で培ったサービスの知識と、レストランウエディングや二次会を開いてきた経験を強みと考えた。どこからでも参加できる結婚式・披露宴を軸に、時短や非接触に合った新しい結婚の形を提案する。
  2. 自社物件の改装居酒屋として使っていた自社物件で、厨房用品と客席を撤去し、入口までのアプローチを解体した。そのうえで、ブライダルカウンター用の内装工事と外構工事を行った。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 使っていた居酒屋の物件を新しい事業に生かし、新たな収益につなげる形ができた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.3 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的コロナで主力居酒屋の売上・利益が大きく落ち込み、長年専務を務めた長男への代表交代を今が時期と判断したとの具体的な経緯が書かれている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    コロナで主力居酒屋の売上・利益が大きく落ち込み、長年専務を務めた長男への代表交代を今が時期と判断したとの具体的な経緯が書かれている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    厨房・客席の撤去とアプローチの解体、ブライダルカウンターの内装・外構工事という改装手順が示され、体制も整っている。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    自社物件を新事業に生かし新たな収益につなげる形ができたと書かれているが、売上や利益の増加額・見込み数字は示されていない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    専務として会社を支えてきた長男が代表を継ぎ、ブライダル事業で自社物件を活用する新事業に取り組んでおり、承継後の事業継続の方向性が示されている。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

どこからでも参加できる結婚式・披露宴を打ち出し、ウェブでの結婚式を広める窓口として新しい収益事業を育てる。感染症や災害のたびに必要とされるサービスの形を切り開き、ウェブ上で感動と便利さを両立するサービスに挑戦したい。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

最新の公募を見る

審査で評価された点が近い事例

同じ業種の採択事例

宿泊業、飲食サービス業の事例をすべて見る