代表交代を機に、客室をワーケーションとテレワーク向けに改装する

有限会社ニュースカイルート✓ 経産省などの認定・選定

成果期間内に数字の効果はまだないが、改装した部屋で新しい利用を見込んでいる。

店舗改装に使える公募中の補助金 34件を見る

この事例のポイント

  • 近隣の工場に出張する人のビジネス利用を最も重視してきた。
  • コロナ禍で宿泊客も居酒屋の客も大きく減った。
  • 全25室のうち5室を、観光、ワーケーション、テレワークの需要に合わせて改装した。
  • PRの知見が少ないため、地元の商工会の支援を受けて進める方針にした。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ニュースカイルート
所在地徳島県
業種宿泊業・居酒屋
従業員数2人
相談先松茂町商工会

事業の経緯

近くの工場に出張する人のビジネス利用を中心に、宿泊と居酒屋を営んできた。魚介の仕入れ先の開拓や座敷席、入口の改装、感染対策の改装を重ね、宿泊客と女性やファミリーの居酒屋の利用を増やそうとしてきた。

しかしコロナ禍で、宿泊客も居酒屋の客も大きく減った。

2023年1月に代表を交代し、新しい分野に出ることにした。事業承継・引継ぎ補助金で、ツインルームを観光・ワーケーション向けに、シングルルームをテレワーク向けに改装した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • これまでの取り組み新鮮な魚介の仕入れ先の開拓、座敷席の改装、居酒屋の入口の改装、感染対策の店舗改装を続け、宿泊客と、女性やファミリーの居酒屋の利用を増やそうとしてきた。
  • コロナ禍での客の減少コロナ禍で宿泊客も居酒屋の客も大きく減った。2023年1月に代表を交代し、新しい分野に出て経営を立て直すことにした。

やったこと

  1. ツインルームの改装観光とワーケーションの需要に応えるため、ツインルーム1室を改装した。部屋の中に一段高い場所をつくり、和風のローテーブルを置いてくつろげるようにした。
  2. テレワーク向けの部屋テレワークの需要を取り込むため、シングルルーム4室を改装した。仕事に集中できるよう各部屋にオフィス家具を置き、仮眠がとれるソファベッドも入れた。Wi-Fiの工事も行った。

補助金を使った経費

  • ツインルームの改装と和風ローテーブルシングルルームの改装とオフィス家具・ソファベッドWi-Fi工事経費の区分:設備費同じ区分の事例 ›

事業の効果

  • 改装が12月末に終わったため、補助事業の期間には数字の効果はまだ出ていない。
  • 改装したツインルームは1泊2食1万円で、3年後に年間300人、売上300万円の利用を見込んでいる。
  • テレワークの部屋は、空いている10時から17時を3千円で貸し、3年後に年間1,300人、売上390万円を見込んでいる。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.8 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的コロナ禍で宿泊・居酒屋の客が大きく減ったことを背景に、2023年1月に代表を交代して新分野へ出る理由が明確に示されている。
  • 4
    計画の具体性と体制ツインルーム1室とシングル4室の改装が12月末に完了し、観光・ワーケーション・テレワーク向けの体制と設備内容が具体的に示されている。
  • 4
    売上・利益の見込みツインルームは年間300人・売上300万円、テレワーク部屋は年間1,300人・売上390万円を3年後に見込むと数字で示されている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    コロナ禍で宿泊・居酒屋の客が大きく減ったことを背景に、2023年1月に代表を交代して新分野へ出る理由が明確に示されている。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    ツインルーム1室とシングル4室の改装が12月末に完了し、観光・ワーケーション・テレワーク向けの体制と設備内容が具体的に示されている。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    ツインルームは年間300人・売上300万円、テレワーク部屋は年間1,300人・売上390万円を3年後に見込むと数字で示されている。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    親から子へ代表を交代し事業を継続する方針と、既存の宿泊・居酒屋事業を引き続き展開する考えが示されているが、承継後の成長計画は限定的。

受けた国の認定・補助金

認定・届出

事業者の声

開業以来近隣工場の出張利用者のビジネスユースに、最もプライオリティを置く営業スタイルであったが、事業承継を契機に承継者の得意とする飲食部門への比重をより多くすることができる。このことで観光客の利用の増加が見込めるようになる。

徳島県の宿泊業・居酒屋(従業員2名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

相談先と計画づくり

商工会松茂町商工会

ビジネス客は18時から翌朝9時の滞在が多いため、空いている昼の時間をテレワーク用に貸す形を考えた。改装したツインルームは宿泊予約サイトでのPRで売る計画にした。

今後の展望

コロナ禍が収まってもオンライン会議が増え、出張の客は元に戻らないことを前提に計画する。客室の新しい使い方を探し、狙う客層を広げ、交通の便の良さや地元の商工会との連携、地産地消など強みを生かしていく。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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