図面からの材料抽出で、見積作業を1週間から1日へ
株式会社 運乗建築
国が公開している採択事例です
事業者のプロフィール
| 事業者名 | 株式会社 運乗建築 |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 |
| 業種 | 木造注文住宅の新築・リフォーム |
| 従業員数 | 4人 |
| 事業の紹介 | 木造注文住宅分野で新築住宅や住宅リフォームを手掛ける。設計から材料の加工、施工/建築まですべてを担う。顧客が理想とする家を提供すべく、何度も打ち合わせを重ねて建てる(途中の変更にも柔軟に対応)。長く安心して暮らせるよう主要構造部になる柱は通常より大きく丈夫な木を使用している。営業はしていないが、口コミにより発注がコンスタントにある。 |
この事例のポイント
- ポストに入っていたチラシで積算ツールを知り、問い合わせた先の営業担当がすぐに訪問した。
- デモを見て、実際に算出した積算数値が予想ラインに近いことを確認してから導入を決めた。
- ゼネコンが使うソフトを元に積算に特化してパッケージ化されたツールで、CADソフトなどとも連携できる。
事業の経緯
注文住宅のため個々に積算から見積を行い、事務作業は社長一人で行うため、17時に現場の仕事を終えてから取りかかっていた。構造図を描き、見えない部分も含めて材料を抽出し、材料費の見積を取って積算するまで、1週間はかかる作業だった。
夜間の見積作業が増えて困っていたとき、ポストに入っていた積算ツールのチラシでIT導入補助金が適用されると知った。営業担当の説明とデモを受け、実際に算出した積算数値が予想ラインに近いことを確認して導入した。
事業の内容
- 課題:夜に行う見積作業注文住宅であるため、個々に積算から見積を行う。高すぎず、しかし赤字にならないよう正確な見積が必要である。事務作業は社長一人で行うため、17時に現場の仕事が終えてから取りかかる。毎晩遅くなり忙しいため、何か方法はないかと考えていた。
- 課題:1週間かかる積算見積するには、構造図を描き、土台、基礎など完成図では見えない部分も合わせて、建築に必要な材料(梁、コンセントなど)を抽出し、材料費の見積を取り、積算していく。1週間は要する手のかかる作業である。
- 取り組み:積算ツールの導入夜間に行っている見積作業が増え困っていたとき、ポストに「せきさん係長」の案内チラシが入っており、IT導入補助金が適用されることもわかった。問い合わせをしたところ、宮崎地区の営業担当がすぐに訪問した。説明を聞きデモを見て、実際に「せきさん係長」で算出してみた積算数値が、予想ラインに近いことが確認でき、導入を決意した。
- 取り組み:導入したITツール建築提案用の間取図やパースから図面を自動で起こし、土台などパースからは見えない部分も含めて建築に必要な材料を自動抽出する。材料一つひとつに単価表(全国平均)が付随しており、これを確認し、修正があれば加えるだけで積算ができる。ゼネコンが使用していたソフトを元に、積算に特化してパッケージ化したITツールである。CADソフトなど、他のソフトと連携が可能で、使用方法などの問い合わせにもしっかり対応している。
補助金を使った経費
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の経費区分にあてはめると、次のとおりです。
| ソフトウェア費 | 積算ツール「せきさん係長」 |
|---|
事業の効果
- CADデータから自動的に図面を起こせ、作業時間が短縮された。
- 積算に必要な材料が自動抽出され標準単価が表示されるので、チェックして修正が必要な個所を直すだけの作業になり、作業工数が大幅に減った。
- すべての機能を使いこなせば、見積に要する時間を1週間から1日に短縮できる見込みである。
出典
- 中小企業庁「ミラサポplus」事例ナビ(当社が整理・一部要約)
- 経費区分は、デジタル化・AI導入補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(26年4次)
今後の展望
すべての機能を使いこなして、見積に要する時間を1週間から1日にすることをめざしている。
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