SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和5年度製造業静岡県

冷凍機・空調を高効率化し太陽光も入れ、CO2を5割削減

株式会社山英

成果事業場全体でCO2を50.3%削減し、エネルギーコストを年約402万円減らす計画である。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 経年劣化した冷凍機と空調機を高効率機器へ更新し、電力使用量を減らした。
  • 日射条件のよい屋根で自家消費の太陽光発電を導入し、不足分は再エネ電力を購入する。
  • 原料冷蔵庫の運用や待機電力、照明のLED化など自主対策も組み合わせた。
  • 緑茶製造の脱炭素化を打ち出し、日本茶の市場価値の向上を狙う。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社山英
所在地静岡県
業種飲料・たばこ・飼料製造業(農産物加工)
相談先一般社団法人中遠東タスクフォースセンター

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 設備の老朽化と削減目標冷蔵庫の冷凍機と空調機が経年劣化してCO2排出が多く、冷媒も生産中止のものを使っていた。2025年に基準年度比30%削減を掲げており、対策が急務だった。

やったこと

  1. 冷凍機の更新原料用冷蔵庫と仕掛品冷蔵庫の冷凍機を最新の高効率機器に替え、電力使用量を減らした。
  2. 空調機の更新工場内2か所の空調設備を高効率機器に替え、電力使用量とCO2排出を減らした。
  3. 太陽光発電の導入日射条件の整った屋根に自家消費の太陽光発電を設け、不足分は再エネ電力会社から購入してコストとCO2を減らす。
  4. 自主対策原料冷蔵庫の運用改善、袋詰自動機の待機電力削減、照明のLED化を自主的に進めた。

補助金を使った経費

  • 冷蔵庫用冷凍機の高効率機器への更新空調機の高効率機器への更新太陽光発電設備の導入経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 事業場全体でCO2排出を50.3%削減する計画で、現状103t-CO2/年が目標年度に52t-CO2/年となる。
  • 冷凍機の更新でCO2を年17t、エネルギーコストを年1,352千円削減する。
  • 空調機の更新でCO2を年1t、エネルギーコストを年110千円削減する。
  • 太陽光発電でCO2を年17t、エネルギーコストを年1,323千円削減する。
  • エネルギーコスト削減額は年約402万円で、投資回収年数は補助ありで約7.8年、補助なしで約12.2年となる。

事業者の声

計画策定に応募をし実施計画書を作成。そして今回設備更新支援応募につなげました。令和5年度の取り組み以降も生産性向上、運用改善及び経年劣化した設備更新を計画的に推進するとともに、設定した削減目標に向けてPDCAを回します。また、CO2排出量の目標と実績をお客様と共有しながら、一緒に取り組んでいきたいと考えております。

静岡県の農産物加工場(飲料・たばこ・飼料製造業)
出典・注記

相談先と計画づくり

その他一般社団法人中遠東タスクフォースセンター

今後の展望

2030年に基準年度比50%削減、2025年に30%削減を目指し、2050年のカーボンニュートラルに取り組む。生産性向上や運用改善、設備更新を計画的に進め、PDCAを回す。

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