ものづくり補助金平成24年度北海道

国際標準ISOBUSに対応したポテトハーベスターの試作開発

サンエイ工業株式会社

この事例のポイント

  • ポテトハーベスターなど牽引型の作業機ごとに独自の操作機器が必要で、スイッチなどの配線も複雑になる。
  • トラクターと規格化されたケーブルで接続するとシステムが自動的に連動するISOBUS規格に対応したポテトハーベスターを開発した。
  • 国際規格ISOBUSに対応したポテトハーベスターを国内で初めて開発し、トラクターと接続するだけで操作できる「プラグアンドプレイ」を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名サンエイ工業株式会社
所在地北海道 斜里町
業種はん用機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数34人
資本金1,500万円
設立1965年

事業の背景

欧州ではドイツ、オランダ、フランスなどのジャガイモ先進国でISOBUSの普及が始まっており、市場規模は推定で日本の約10倍以上とされる。十勝・網走管内の約5千件のジャガイモ農家には輸入トラクターが押し寄せており、ISOBUS化は時間の問題と見られる。年間170台ほどの販売が見込めるため、対応機械の開発が急がれた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術ポテトハーベスターなど牽引型の作業機ごとに独自の操作機器が必要で、スイッチなどの配線も複雑になる。
  • 販路・情報発信欧州ではISOBUSの普及が始まっており、参入するには対応機械を開発する必要がある。
  • 新製品・新技術国内ではまだISOBUS対応のポテトハーベスターがなく、早い段階で開発して優位性を確保することが重要である。

やったこと

トラクターと規格化されたケーブルで接続するとシステムが自動的に連動するISOBUS規格に対応したポテトハーベスターを開発した。まずは実績のある海外製のISOBUS対応機器を仕入れ、欧州での販売を念頭にブレーキを装着し、欧州の安全基準や高速化時のジャガイモ打撲防止などの要件を満たすよう設計を何度もやり直した。トラクターとハーベスターのコントローラーが通信できないトラブルが起きたため、ドイツのメーカーからサポートを受けたが、プログラムはハーベスター本体の完成より遅れた。ドイツから技術者を招き、滞在期間1週間で休日返上の社内研修を行い、ドイツ語混じりの英語と日本語で技術を社内に伝えた。

新しい製品・サービス:ISOBUS対応ポテトハーベスター

事業の効果

国際規格ISOBUSに対応したポテトハーベスターを国内で初めて開発し、トラクターと接続するだけで操作できる「プラグアンドプレイ」を実現した。欧州での安全基準や法規にも対応する製品として、欧州への輸出・販売の足がかりを得た。ISOBUS規格は農業機械全般に広がりつつあり、その開発力は欧州向けの事業拡大につながる可能性が大きい。

今後の展望

欧州への輸出・販売拡大につながる可能性を大きく秘めている。

事業者の声

ポテトハーベスターなど牽引型の作業機をトラクターに接続する場合それぞれの作業機に対応した独自操作機器が必要になり、スイッチなどの配線も複雑となる課題がありました

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。