ものづくり補助金農業・林業・漁業熊本県専門家確認済み

ICTと自動選別で、紫蘇づくりの作業負担を減らす

青紫蘇農場株式会社

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名青紫蘇農場株式会社
所在地熊本県
業種紫蘇の生産・加工
従業員数8人
資本金2,600万円

この事例のポイント

  • 生産から加工・販売・輸出まで一貫した複合的な経営で、限られた経営耕地でいかに利益を上げるかを追っている。
  • 全ハウスのセンサーとモニターカメラのデータで栽培を管理し、画像自動選別機などで出荷管理まで整えた。
  • 先端農業に取り組むことで、女性・高齢者・外国人材が活躍できる環境を整えた。

事業の経緯

地域資源の「紫蘇」(しそ)を活用し、生産から加工品開発・販売・輸出まで一貫した複合的・多角的経営による次世代型の、稼げる農業経営に取組んでいる。紫蘇は毎日出荷可能で、軽量ゆえに輸送コストも低いことから、国内だけでなく海外でも販売できる商品作りを目指している。競合商品との差別化やブランド化を図るため、有機栽培の実施や、紫蘇の機能性成分に着目し、紫蘇のオイルやエキス、粉末等を医薬品や食品の材料等の加工品として提供している。

生産から加工・販売・輸出まで一貫した複合的な経営で、限られた経営耕地でいかに利益を上げるかを追ってきた。全ハウスにセンサーとモニターカメラを設置してデータに基づく栽培管理を行い、画像自動選別機などでトレーサビリティに対応した出荷管理を整えた。

加工部門と販売部門を分社化し、バックオフィス業務には独自開発のシステムを導入した。ものづくり補助金でICTによる圃場管理と自動選別システムを導入し、作業負担と作業効率を大きく改善した。

事業の内容

  1. 課題:限られた経営耕地での利益確保生産から加工・販売・輸出まで一貫した複合的・多角的経営を行い、限られた経営耕地でいかに利益を上げるかを追及している。
  2. 取り組み:データに基づく安定生産と選別ICTや耐候性ハウス等を組み合わせた安定生産にも取り組み、全ハウスにセンサーとモニターカメラを設置してデータに基づく栽培管理を行う。画像自動選別機や業務用高速選別機を導入し、トレーサビリティに対応した出荷管理により、収益性が4.6倍に向上した。さらに加工部門・販売部門を分社化して、消費者ニーズを捉えた販売戦略を立案し、生産情報公表JAS規格、6次産業化、輸出にも取り組んでいる。
  3. 課題:バックオフィス業務の負担紫蘇の収穫(摘み)・製造(束ね)・出荷・経理(給与等)といったバックオフィス業務は、これまで人力に頼っていた煩雑な各種入力等の業務が多かった。
  4. 取り組み:独自システムでの業務改善独自に開発したシステムを導入して業務の効率化を進め、専用ソフトウェアによるタッチパネル式に変更した。さらに業務改善や省力化を進めて日日決算を実現し、経営の見える化・安定化を図る意向である。
  5. 取り組み:ものづくり補助金で圃場管理と自動選別ものづくり補助金を活用して、ICT活用による圃場管理や、収穫後の品質管理工程における自動選別システム等を導入した。
  6. 取り組み:多様な人材が働ける環境づくり先端農業に取り組むことで、女性の採用・登用(役員、経理部門の要職に女性を登用)、高齢者雇用、外国人材の受入れを可能にしている。外国人材については、ミャンマー人の技能実習生を6名、通訳を2名採用し、同国との関係づくりの強化を図っている。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費ICT活用の圃場管理システム
機械装置・システム構築費収穫後の自動選別システム

事業の効果

  • 作業負担が86%削減され、作業効率が6.7倍に向上した。
  • 画像自動選別機等の導入とトレーサビリティに対応した出荷管理により、収益性が4.6倍に向上した。
  • 専用ソフトウェアによるタッチパネル式への変更で、作業時間が65%短縮され、人的ミスが100%削減された。
  • 女性・高齢者・外国人材が活躍する環境を整えた。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中2項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性限られた農地で利益を上げる方針のもと、ICTと自動選別を組み合わせた。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性センサーとモニターカメラによるデータ管理の土台がすでにあり、そこに自動選別を重ねた。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 68件
—新市場性・高付加価値性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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安く扱われていた規格外のイチゴを鮮度を保って冷凍するため、凍結機と冷凍庫、真空包装機を導入。

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オーガニック牛乳を急速冷凍し、加工品で全国へ

鈴木牧場

成果生クリームはオーガニック志向のレストランで使われ、ソフトクリームミックスは百貨店の催事で想定を超える反響があった。

風味が繊細で遠くへ運びにくいオーガニック牛乳を、液体急速冷凍機などで保存・加工できるようにし、生クリームやソフトクリームミックス、熟成チーズを商品にした。

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常温流通のクラフトビールを、設備投資で増産する

有限会社たのし屋本舗

成果令和2年4月の売上高は全店舗がほぼテイクアウトのみで前年比約8割減となるなか、常温流通のクラフトビールで販路を広げている。

酒類小売業免許を取得してクラフトビールの小売事業を強め、常温流通が可能なクラフトビールを開発して販路を広げた。

出典

今後の展望

業務改善と省力化を進めて日日決算を実現し、経営の見える化・安定化を図る意向である。国内だけでなく海外でも販売できる商品づくりをめざしている。

この事例の取り組み

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柿などの果樹栽培を基盤に、加工品の製造・販売とカフェの運営まで一貫して手がけている。

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株式会社ワカヤマファーム

成果以前よりも毎月多くの人が訪れるようになり、竹チップ事業も含めた多角的な事業が経営の安定化に貢献している。

21haの竹林を観光資源として開放してきた事業者が、事業再構築補助金で竹工芸品の展示施設と飲食施設を新設した。

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オーガニック牛乳を急速冷凍し、加工品で全国へ

鈴木牧場

成果生クリームはオーガニック志向のレストランで使われ、ソフトクリームミックスは百貨店の催事で想定を超える反響があった。

風味が繊細で遠くへ運びにくいオーガニック牛乳を、液体急速冷凍機などで保存・加工できるようにし、生クリームやソフトクリームミックス、熟成チーズを商品にした。

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ものづくり補助金について

直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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