ものづくり補助金平成24年度北海道

保冷材とペルチェ冷却装置を用いた食品輸送用ハイブリッド保冷容器の開発

株式会社三好製作所

成果マイナス18度の冷凍食材を気温40度、湿度70%で15時間の保冷効果が認められた

この事例のポイント

  • バングラデシュなど開発途上国では、冷凍車や冷蔵車が少なく、食材を生産地から消費地へ鮮度を保って長時間輸送することが難しい。
  • 保冷材と、冷却機能を持つ半導体であるペルチェ素子を併用した「ハイブリッド型保冷容器」を試作した。
  • マイナス18度の冷凍食材を気温40度、湿度70%で15時間の保冷効果が認められた。試作品により、マイナス18度の冷凍食材を気温40度・湿度70%の条件で15時間保冷できることが評価試験で認められた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社三好製作所
所在地北海道 大田区
業種プラスチック製品製造業
技術分野組込みソフトウェア
従業員数67人
資本金1,100万円
設立1952年

事業の背景

当社は創業以来プラスチック部品を手掛けてきたが、「より安く」「より高品質」をモットーに、生活者目線の商品開発を進める提案型メーカーへと変化している。三好製作所の保冷弁当箱はヒット商品である。開発途上国では電力供給が不安定で冷蔵庫・冷凍庫が役に立たず、食材が衛生状態の悪い中で扱われている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑バングラデシュなど開発途上国では、冷凍車や冷蔵車が少なく、食材を生産地から消費地へ鮮度を保って長時間輸送することが難しい。
  • 販路・情報発信従来の保冷材のみの保冷容器では、冷凍車のない地域での冷凍食材の長時間輸送は困難である。

やったこと

保冷材と、冷却機能を持つ半導体であるペルチェ素子を併用した「ハイブリッド型保冷容器」を試作した。内容量は50リットルと100リットルの2種類である。内部は、テント素材で誘導した保冷容器とアルミ製の外板の間に空気の層を設け、外板上部に取り付けたペルチェ素子で得た冷気を自然循環させる構造とした。自動車や軽トラックから電力を供給でき、トラブル時には蓄電バッテリーも使用可能である。評価試験では、マイナス18度の冷凍食材を気温40度、湿度70%の条件で15時間保冷できることが認められ、容器は50リットルで最長22時間、100リットルで8時間まで効果があることが分かった。

  • その他ハイブリッド型保冷容器50リットル・100リットル

新しい製品・サービス:ハイブリッド型保冷容器(保冷材とペルチェ素子を併用した食品輸送用保冷容器)

事業の効果

  • マイナス18度の冷凍食材を気温40度、湿度70%で15時間の保冷効果が認められた
  • 50リットルで最長22時間まで効果がある
  • 100リットルで8時間まで効果がある

試作品により、マイナス18度の冷凍食材を気温40度・湿度70%の条件で15時間保冷できることが評価試験で認められた。容器の大きさは50リットルで最長22時間、100リットルで8時間まで効果があることが分かった。今後は低コスト化と数量確保により事業化を目指し、海外の物流インフラが整っていない地域での利用に加え、キャンピングカー用や防災用食料保存庫などの国内向け市場も模索している。

今後の展望

海外の物流インフラが整っていない地域で食品輸送用保冷容器を必要とする人たちに使ってもらうことが理想であり、低コスト化と数量確保により早期に商品化・事業化することを目指す。国内ではキャンピングカー用や防災用食料保存庫などへの展開も見据えている。

事業者の声

主に海外の物流インフラが整っていない地域で、食品輸送用保冷容器を必要としている人たちに使ってもらうことが理想です

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。