ものづくり補助金平成24年度青森県

多様なニーズに対応するための顆粒味噌製造方法の開発

かねさ株式会社

成果磨砕前の味噌に長さ5mm程度の黒条線が見られたが、磨砕処理後はほぼ消滅した。

この事例のポイント

  • 麦味噌は原料の性状により顆粒化が困難で、地域特有の風味を持つ麦味噌の顆粒化への要望に応えられなかった。
  • 麦味噌特有の黒条線を磨砕するため磨砕機を導入し、磨砕条件の最適化試験を行って適切な条件を見出し、顆粒化するための原材料処理方法を確立した。
  • 磨砕前の味噌に長さ5mm程度の黒条線が見られたが、磨砕処理後はほぼ消滅した。麦味噌の黒条線を磨砕する条件を確立し、顆粒化に必要な原材料処理方法を確立した。

事業者のプロフィール

事業者名かねさ株式会社
所在地青森県 青森市
業種食料品製造業
技術分野組込みソフトウェア
設立1876年

事業の背景

当社は自社製造の米味噌を顆粒化し、即席みそ汁や味噌調味料として製造販売している。味噌には九州の麦味噌、東海の豆味噌、関西の甘味噌など地域ごとの特徴的なものがあり、近年は販売店や消費者から各地の特徴ある味噌の顆粒化が望まれ、中でも地域性の高い麦味噌への要望が強かった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術麦味噌は原料の性状により顆粒化が困難で、地域特有の風味を持つ麦味噌の顆粒化への要望に応えられなかった。
  • 生産能力麦味噌の黒条線(麦類の種子中央の黒く太い線)が押出孔に蓄積し、既存のミートチョッパー等では十分に磨砕できなかった。
  • 品質・精度磨砕した麦味噌は粘性などの物性が従来の味噌と異なり、添加剤による品質改良や製造工程の変更が必要と予測された。

やったこと

麦味噌特有の黒条線を磨砕するため磨砕機を導入し、磨砕条件の最適化試験を行って適切な条件を見出し、顆粒化するための原材料処理方法を確立した。粘性が増した原料への添加剤混合のため混合機を導入し、試作開発を行った。味噌の磨砕程度、原料配合、塩分の多寡、添加原料の有無により顆粒化適性が異なることを確認し、各物性に合わせて製造ラインでの移送方法や乾燥時間を調整した。磨砕した麦味噌を顆粒製造設備へ適合させるための試験も行った。

新しい製品・サービス:麦味噌を顆粒化した顆粒味噌

事業の効果

  • 磨砕前の味噌に長さ5mm程度の黒条線が見られたが、磨砕処理後はほぼ消滅した。

麦味噌の黒条線を磨砕する条件を確立し、顆粒化に必要な原材料処理方法を確立した。これにより当社独自の顆粒味噌製造技術と組み合わせて一貫生産体制を構築できた。顆粒味噌は溶けやすく使いやすく、保存性が良く軽量なため、若年層や海外など新規市場の開拓が期待でき、味噌の消費拡大に寄与する。

今後の展望

味噌の消費量は減少傾向にあるため、若年層や海外等の新規市場を取り込むことが重要である。顆粒味噌は溶けやすく保存性が良く軽量で、これらの客層や市場にも受け入れられると見込まれる。米味噌の顆粒化にも磨砕処理を応用でき、洋風スープの素など新たな需要を喚起できる可能性がある。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。