ものづくり補助金平成24年度栃木県

発酵野菜ペーストの安定生産プロセスの確立による低アレルゲン野菜ジェラートの販売拡大

株式会社アキモ

成果トマトの生産性 1倍→3.25倍

この事例のポイント

  • 野菜を使った発酵ペーストの品質を安定させ、生産性を高める必要があった。
  • 野菜ペーストの生産設備として、スライサー、加熱釜、裏ごし機、充填機、高速ミキサー、恒温器、真空包装機、急速凍結機を導入した。
  • トマトの生産性 1倍→3.25倍。発酵野菜ペーストのコストを下げ、ジェラートのレシピを改良したことで、税込販売価格を315円から250円に下げられるよう…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アキモ
所在地栃木県 宇都宮市
業種食料品製造業
技術分野繊維加工
従業員数153人
資本金5,000万円
設立1960年

事業の背景

日本人の野菜摂取は年々減少している。2014年5月には有名アイスメーカーが野菜をテーマにしたアイスを発売した。乳酸菌の健康性を求める消費者が増え、ヨーグルト市場は2012年に3,300億円を超えて拡大を続けている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力野菜を使った発酵ペーストの品質を安定させ、生産性を高める必要があった。
  • 新製品・新技術発酵野菜を使ったジェラートの改良と新フレーバー開発が必要だった。
  • 販路・情報発信発酵野菜の利用を広げ、業務用に展開する基盤をつくる必要があった。

やったこと

野菜ペーストの生産設備として、スライサー、加熱釜、裏ごし機、充填機、高速ミキサー、恒温器、真空包装機、急速凍結機を導入した。裏ごし機はトマトとほうれん草でテストし、野菜ごとに異なるメッシュサイズのストレーナーを使い分けた結果、滑らかな仕上がりと90%前後の安定した高い歩留りを得た。加熱殺菌はもっとも粘性のある里いもで検証し、85度で30分を殺菌条件とし、一般生菌数の基準を1,000個/gとした。新野菜としてニンジン、とうもろこし、ムラサキイモ、カボチャでピューレ化と乳酸発酵を行い、ジェラートの改良レシピを作った。最終的にトマトには桃果汁、ほうれん草には白ぶどう果汁、ニンジンにはりんご果汁を使い、3種類の発酵野菜ジェラートをリニューアル発売した。

  • 加工機スライサー加熱釜裏ごし機充填機高速ミキサー恒温器真空包装機急速凍結機冷凍庫

新しい製品・サービス:発酵野菜ジェラート「ロアレ」(トマト、ほうれん草、ニンジンの3種類)

事業の効果

  • トマトの生産性 1倍→3.25倍
  • ほうれん草の生産性 1倍→4倍
  • 里いもの生産性 1倍→2.75倍
  • ニンジンの生産性 1倍→3.4倍
  • カボチャの生産性 1倍→2.75倍
  • 全工程の生産性 1倍→2.5倍
  • 発酵野菜ジェラートの販売価格 315円(税込)→250円(税込)

発酵野菜ペーストのコストを下げ、ジェラートのレシピを改良したことで、税込販売価格を315円から250円に下げられるようになった。生産性は全工程で2.5倍向上した。裏ごしと加熱殺菌の条件を定め、品質の安定化につながった。今後は発酵野菜を新たな事業の柱とし、2019年に3億円の売上を目標にしている。

今後の展望

発酵野菜のジェラートは健康意識の高い消費者に注目されるコンセプトで、今後の市場成長が期待できる。通信販売を皮切りに販売を拡大し、2016年までに量産体制を整え、2017年までに増産体制を確立する。2019年には発酵野菜事業で3億円の売上を目標とする。

業種と困りごとが近い成果事例

宮城県平成24年度

超抗菌ニッケルめっきの事業化

神戸製鋼所の抗菌めっき技術を導入し、自社で性能検証を行ったうえで、試作設備(100L槽と付帯設備)を設置・稼働させた。

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。