ものづくり補助金平成24年度長野県

内視鏡下手術用鉗子等の高速・高能率切削加工技術の開発

株式会社東陽

成果加工時間 100%→30%

この事例のポイント

  • 医療機器部品の製造では、低コストで高精度・高機能な部品をつくる加工方法が課題だった。
  • 最新式の自動旋盤を導入し、内視鏡下手術用鉗子の部品を切削加工した。
  • 加工時間 100%→30%。自動旋盤の導入により、内視鏡下手術用鉗子の部品加工時間が大幅に短縮され、連続加工も可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社東陽
所在地長野県 塩尻市
業種金属製品製造業
技術分野切削加工
従業員数58人
資本金1,000万円
設立1960年

事業の背景

同社は金属切削加工を主力とし、光学機器メーカー各社にアルミ切削の光学部品を供給してきた。カメラメーカーの海外生産シフトが進み、国内のカメラ部品メーカーは深刻な影響を受けていた。そのため高精度な切削技術を医療機器など新たな分野へ活かそうとしていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算医療機器部品の製造では、低コストで高精度・高機能な部品をつくる加工方法が課題だった。
  • 納期・工程アバットメントの製造はマシニングセンターで行っており、歯茎と接する部分に鏡面に近い面粗度が必要なため後工程の研磨が欠かせず、工程が増えていた。

やったこと

最新式の自動旋盤を導入し、内視鏡下手術用鉗子の部品を切削加工した。従来のマシニングセンター加工に比べ加工時間を30%程度まで短縮でき、自動化により人が付き添わなくても連続加工ができるようになった。歯科用インプラントでは複合型の切削加工機を使い、研磨工程なしで良好な仕上げ面を得た。量産化試験では全てのインプラントが規格内に収まり、加工時間もマシニングセンター使用時の1/3に短縮できた。

  • 加工機最新式自動旋盤複合型切削加工機

新しい製品・サービス:人工ダイヤを使用した高機能カッターと超硬製カッターを開発し、自社ブランド「ToYo TooL」での販売をめざしている。

事業の効果

  • 加工時間 100%→30%
  • 加工時間 100%→33.3%

自動旋盤の導入により、内視鏡下手術用鉗子の部品加工時間が大幅に短縮され、連続加工も可能になった。歯科用インプラントでは研磨工程を省くことができ、量産化試験で全製品が規格内に収まった。加工時間の短縮によりコスト削減にもつながった。

今後の展望

切削工具の自社ブランド販売をめざすとともに、人材育成や自社用機械装置の開発で技術の幅を広げていく方針である。

事業者の声

この技術力の高さと技術蓄積が当社の強み

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。