ものづくり補助金平成24年度長野県

切削加工での最新ITを活用したシステム開発による生産性向上や売上拡大

飯山精器株式会社

この事例のポイント

  • 多品種少量生産において生産性と顧客満足度の向上が課題である。
  • 平成24年度ものづくり補助金を活用し、独自の生産管理システムを開発した。
  • 生産管理システムの導入により、図面や進捗状況、在庫状況をリアルタイムに共有できるようになり、棚卸しの手間もなくなった。

事業者のプロフィール

事業者名飯山精器株式会社
所在地長野県 中野市
業種一般機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数67人
資本金1,200万円
設立1944年

事業の背景

同社は飯山市で創業後、大手メーカー工場からのリレー、コネクタなどの受注を中心に成長し、一時は4工場を展開した。1998年頃から大手メーカーの海外生産移転が進み受注量が激減したため、社員の大幅なリストラを行い現在地に生産を集約した。受注形態を量産品から多品種少量・短納期・高精度へとシフトし、現在は地元中堅メーカーをはじめ多くの顧客から受注している。製品は建機、農機などの油圧バルブの内蔵部品から、精密機器、医療機器などに広がっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力多品種少量生産において生産性と顧客満足度の向上が課題である。
  • 人手・技能多品種少量・短納期の生産では材料も多種多様で、それを管理する十分な体制が必要になり、管理部門の人員増も考えなければならなかった。

やったこと

平成24年度ものづくり補助金を活用し、独自の生産管理システムを開発した。iPad miniを入力端末に使い、QRコードで情報を読み取ることで、図面管理や進捗状況をリアルタイムに共有できるようにした。同時に在庫状況も把握でき、棚卸しの必要もなくなった。NCマシンの稼働状況もリアルタイムで把握できるため、機械トラブルによる納期遅れを未然に防げるようになった。さらに平成25年度補助金を活用して三次元測定機を導入し、カメラのズームレンズの鏡筒部品の加工に進出した。

新しい製品・サービス:カメラのズームレンズの鏡筒部品

事業の効果

生産管理システムの導入により、図面や進捗状況、在庫状況をリアルタイムに共有できるようになり、棚卸しの手間もなくなった。NCマシンの稼働状況の把握によって機械トラブルによる納期遅れを未然に防げるようになり、間接要員の負荷をかなり軽減できた。また三次元測定機の導入により、ズームレンズの鏡筒部品という新たな分野に進出し、海外の展示会で評価され、ベトナムの日系企業や国内メーカーから引き合いを得ている。

今後の展望

原価管理ができるシステムへ進化させていきたいと考えている。ベトナムでの事業も積極的に展開し、油圧以外の柱となる事業にも投資していきたいとしている。

事業者の声

このシステムにより間接要員の負荷をかなり軽減できました

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。