南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
グルマンマルセ株式会社
成果食パンの糖質量 20g→1.7g
| 事業者名 | グルマンマルセ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 不破郡垂井町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 発酵 |
| 従業員数 | 135人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1968年 |
昭和43年設立の製パン会社で、高付加価値少量多品種のパン製造卸売を60年にわたり手がけてきた。垂井本店ほか5店舗を運営し、スクラッチ方式で販売している。国内の糖尿病患者数は40年で50倍、2010年に1,070万人、予備軍を含めると2,500万人とも言われ、糖質制限食のニーズが高まっている。
抱えていた課題
やったこと
糖質の無いこんにゃくを乾燥状態に加工した素材の提供を受け、こんにゃく粉末を使ったパン生地の開発を進めた。商品化のため製造ライン工程の設備投資を実施し、新たにツインデバイダーを導入して分割作業の安定化と合理化を図った。ツインデバイダーは日本製で最高クラスの機械とされ、粘着性のある素材に対応できる点が特徴である。こんにゃく食パンは10kgの仕込みを20回、ピザは4kgの仕込みを7回行い、生産工程テストを繰り返した。試作品は糖尿病治療で知られる高尾病院の社員に血糖値検査を協力してもらい、専門家と一般消費者・患者による味覚テストや試食で問題点を洗い出した。
| 加工機 | ツインデバイダー |
|---|---|
| その他 | 製造ライン工程の設備 |
新しい製品・サービス:糖質制限パン「ローカーボ食パン」(こんにゃく粉末を使ったパン。ロールパン、クロワッサン、ピザ、発酵焼き菓子の試作も行った)
こんにゃく粉末を使い、糖質量と熱量を大幅に抑えたローカーボ食パンの製品化に成功した。本店や愛知県内の店舗、都内のスーパーで販売し、病院への定期的な納品や東京のナショナルマーケットでの本格的な取引も始まった。商品化につながる生産工程が整い、ニッチな商品を生産できる環境ができた。今後はクルミなどのバージョン展開やアレルギー対応の技術応用も検討している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
60年の製パン実績と高付加価値少量多品種の蓄積が書かれ、既存事業との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
糖尿病・健康志向などのニーズや、ニッチ市場で必要性需要が高いとの見立てはあるが、競合状況や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
課題として糖尿病患者数の増加と糖質制限ニーズが示され、製品化による対応が書かれているが、事業計画としての高付加価値化の数値や実効性の記述は少ない。
付加価値額の増加や賃上げの目標値は書かれておらず、生産量・価格の適正化を目指すとの記述にとどまる。
5店舗運営や60年の製造実績、高尾病院や専門家との連携が書かれ、体制の一部はうかがえるが人材・事務体制の記述は薄い。
糖質1.7g(通常20.0g)、エネルギー103kcal(同119kcal)など数字で価値が示され、糖尿病患者向けという顧客ターゲットも明確である。
ツインデバイダー導入、食パン10㎏仕込み20回などの試作工程テストは書かれ、商品化までの流れはあるが、今後の中長期スケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
糖質制限のこんにゃく粉末パンは一般的な普及度が低いニッチ商品とされ、通常品より糖質を大幅に抑えた点が具体的に示されている。
糖尿病患者の増加や生活習慣病の深刻化は書かれるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は明示されていない。
補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれておらず、費用対効果は読み取れない。
先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述は見当たらない。
健康志向や糖質制限ニーズの拡大に触れるが、日本経済の構造転換に資する分野進出とまでは書かれていない。
垂井本店や愛知県内の店舗など地域での展開はうかがえるが、地域経済の牽引や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2020年の東京オリンピックを控え、ニーズの一層の高まりが期待される。健康志向も根強く、糖質制限を考える人へのアプローチも広がっている。今後はクルミなどのバージョン展開や、小麦アレルギーの人への提供に向けた技術応用も進めていく考えである。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
水菓子用新容器のデザインを金沢美術工芸大学との産学連携で開発し、中間プレゼンテーションで27デザインの提案を受けて絞り込んだ。
加熱された商品を凍結冷凍庫に入れ、約30分で凍結を開始し、90分で商品の中心温度を−5℃以下まで下げ、その後−18℃まで急速凍結するクック…
効果:賞味期限を1年間の長期間に設定できる