ものづくり補助金平成25年度製造業北海道

「蜜漬け機」導入による品質の安定、量産化と新商品の開発

株式会社もりもと

この事例のポイント

  • 炊く工程と蜜漬けの工程で設備が分かれており、工程間で小豆がつぶれることがあった。
  • 小豆を炊く工程から蜜漬けまでを一連の工程で処理できる「蜜漬け機」を導入した。
  • 炊く工程から蜜漬けまでを一連で処理できるようになり、小豆へのダメージが軽減されて高品質の製品が実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社もりもと
所在地北海道 千歳市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数855人
資本金1,000万円
設立1949年

事業の背景

創業以来、北海道の良質な原料・素材を使い、納得できる味を追求してきた会社である。主力商品の「冷やしあずき きたろまん」は、小豆を生豆から炊いて蜜漬けした鹿の子状態でカップに入れた商品で、2013年の発売当初は期間限定だったが店舗で売切れが続出し、翌年から通年販売になった。商品は独立行政法人北海道立総合研究機構と共同で開発したものだった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度炊く工程と蜜漬けの工程で設備が分かれており、工程間で小豆がつぶれることがあった。
  • 生産能力小豆を使った商品を強化したいと考えていた時期で、安定的な品質での量産化が最優先事項だった。
  • 生産能力生産性を高める必要があった。

やったこと

小豆を炊く工程から蜜漬けまでを一連の工程で処理できる「蜜漬け機」を導入した。これにより工程間で小豆がつぶれることを防ぎ、安定した品質での商品化と生産性の向上を図った。メイン素材には北海道産の新品種小豆「きたろまん」を使用した。鹿の子の安定生産が可能になったことを受けて、同素材を使った「北海道高級最中 きたろまん」と「薄皮島豆きたろまん」を開発し、商品化した。

新しい製品・サービス:北海道高級最中 きたろまん、薄皮島豆きたろまん

事業の効果

炊く工程から蜜漬けまでを一連で処理できるようになり、小豆へのダメージが軽減されて高品質の製品が実現した。鹿の子の安定生産が可能になり、同素材を活用した新商品を開発できた。生産性の向上にも寄与した。

今後の展望

北海道高級最中きたろまんは道外の物産展や卸業者、高級スーパーを通じて販売を広げ、外販事業を中心に拡大を目指す。薄皮島豆きたろまんは自社店舗を中心に販売する。蜜漬け機を果物にも応用し、ケーキなどの洋生菓子への展開も考えている。

事業者の声

私達もりもとは、創業以来北海道の良質な原料・素材を使用し、自分達が納得できる最高の味を追及して参りました。開発という「ものづくり」も常にお客様志向で取り組んでおります。今回の事業に当たって補助制度を受けましたが、その補助率が2/3と非常に高く、大型設備投資を検討する際にはとても助かりました。初めて補助制度を使用した平成25年度補正以降、26、27年度補正でも採択されました事を心よりお礼申し上げます。今後も商品販売のみならず、それ以上の夢と感動・喜びを提供できる店作りを行う所存です。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。