医療機器市場へ進出するための業務展開と設備導入
医療用内視鏡部品の開発を手掛かりに医療機器市場への参入を図った。
効果:生産性 100%→130%
袋田食品株式会社
| 事業者名 | 袋田食品株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 大子町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 62人 |
| 資本金 | 1,215万円 |
同社は奥久慈地域の特産品であるこんにゃく・ゆばの製造販売、日帰り温泉、宿泊施設といった観光客向けの事業を展開している。奥久慈地域は袋田の滝などの観光スポットが点在し、県内外から多くの観光客が訪れていたが、2011年の東日本大震災以降は観光客が減少していた。名物メニューとしては和食中心で、家族連れや若い世代、リピーターの新たな観光客層への訴求が課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
うどん製造所だった建物をピザ工房に改装し、店舗入口からピザ釜が見えるようにしてオープンキッチン式に設計した。イタリアから石窯を取り寄せ、450℃前後で90〜120秒で焼き上げるナポリピザを提供している。石窯は1度に3枚まで焼ける。担当スタッフは大阪のイタリアンレストランに研修派遣し、基礎技術を習得させた。奥久慈しゃもの卵や葉わさび、大子産リンゴなどの地元食材を使ったメニューを他施設の料理長と立案し、社内試食や利用客の試食を経て開発した。店内とテラスに座席を設け、テイクアウトとイートインの両方に対応している。
| 加工機 | イタリア製石窯(ピザ釜) |
|---|
新しい製品・サービス:奥久慈しゃもと長ネギ、しゃもの卵と生ベーコンのビスマルク、葉わさびと生ゆば、奥久慈リンゴのピザなど、地元食材を使ったナポリピザ。
ピザ釜で焼く本格的なナポリピザを提供する店舗が奥久慈地域になかったため、観光客に加え地元住民の利用も徐々に増えている。利用客からは「ここでしか味わえない奥久慈の名物」として好評を得ている。ドリンクにも粒状こんにゃく入りリンゴのスムージーなどオリジナルドリンクを加えた。平日限定のランチセットや季節限定メニューの提供で、リピーターにも新しさをアピールしている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のこんにゃく・ゆば販売と観光事業の延長で飲食を始めた経緯は読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
震災後の観光客減少と和食離れという外部環境を踏まえ、地元特産品を使ったナポリピザで新客層を狙う点が具体的に書かれている。
観光客減少と売上課題を明示し、一貫した名物メニュー開発で解決を図る計画が示されている。高付加価値化の数値目標は見えない。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪のイタリアンレストランへスタッフを研修派遣し、料理長を交えてメニュー開発した体制が具体的に書かれている。
特殊石窯で90〜120秒に焼き上げ、奥久慈しゃもなど地元食材を使うことで、選ばれる理由が整理されている。
季節限定メニューの提供やスタッフ育成への注力など今後の方針は書かれるが、スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
地域の特産品を使ったナポリピザは奥久慈で提供店がなく、地域内で新しい分野であることが書かれている。
震災後の風評被害で地域全体の活気が失われたことを背景に、地域活性化への貢献が明確に述べられている。
投入額や付加価値額の数値は書かれておらず、費用対効果は定量的に読み取れない。
オープンキッチンや特産品の活用はあるが、先端的デジタル技術やサプライチェーンへの貢献はうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
奥久慈の特産品と大子産リンゴなど地域食材を活かし、地域集客と雇用につなげる取り組みが数字や事実つきで書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
観光シーズンのピークである秋以外の集客アップが課題であり、今後はイベントなどに参加して奥久慈の新しい名物としてピザをPRしていく。そのためにピザが焼けるスタッフの育成にも力を入れていく。
奥久慈の豊かでおいしい食材がたくさんあり、もっと多くの人にそのおいしさが認知されるよう努力していきたい。ピザという「洋」の新しいメニューを開発することで、若者にも奥久慈の特産品を味わってもらえると期待している。
公式の事例集より(原文のまま)
医療用内視鏡部品の開発を手掛かりに医療機器市場への参入を図った。
効果:生産性 100%→130%
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分