ものづくり補助金平成25年度製造業新潟県

新型蒸練機導入による市場ニーズに応える商品づくり。

株式会社新野屋

この事例のポイント

  • 長年使ってきた米の粉を蒸す蒸練機が老朽化し、入れ替えが必要な時期になっていた。
  • 老朽化した蒸練機を一新するため、ものづくり補助金を申請した。
  • 蒸す温度と圧力を一定の設定でできるようになり、ベテラン職人の経験に頼っていた工程が安定した品質で生産できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社新野屋
所在地新潟県 柏崎市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
設立1894年

事業の背景

1894年に羊羹を中心とした和菓子屋として創業した。初代が米菓製造に着手し、看板商品の「網代焼」は初代の開発からほとんど味を変えていない。商品は少数の素材と単純な工程で作られており、特に人気商品の「かたもち」は主原料の素材の味を活かす作りになっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力長年使ってきた米の粉を蒸す蒸練機が老朽化し、入れ替えが必要な時期になっていた。

やったこと

老朽化した蒸練機を一新するため、ものづくり補助金を申請した。初代の機械は古く設計図がなかったため、機械メーカーと何度も打ち合わせを重ね、新野屋専用の蒸練機を製造することとした。試運転で不備が見つかり何度も失敗したが、従業員と機械メーカーが一丸となって完成させた。

加工機蒸練機

新しい製品・サービス:古代米を使った商品

事業の効果

蒸す温度と圧力を一定の設定でできるようになり、ベテラン職人の経験に頼っていた工程が安定した品質で生産できるようになった。生産工程の効率化と品質の安定が可能になった。さらに、もち米とうるち米だけだった原料に練り機の導入で古代米を加えられ、古代米を使った商品を販売できるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均1.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業1894年から米菓を作り続け、蒸練機の入れ替えで伝統の味を守る流れは読めるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    新潟産の米や古代米の商品化に触れるが、市場動向や競争優位性についての記述は見当たらない。

  • 課題の認識と解決3

    老朽化した蒸練機の入れ替えが課題として明記され、温度・圧力を一定にして品質を安定させる解決策が示されている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、古代米商品の販売開始という結果が示されるのみ。

  • 事業を進める体制2

    従業員と機械屋が一丸となって完成させたとあるが、体制や事務処理能力についての具体的記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    古代米を使った商品を販売できるようになったとあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは書かれていない。

  • 事業化までの道筋3

    試運転での不備や何度もの失敗を経て完成させた経緯が書かれ、課題への対処の流れは読み取れる。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    米菓の中でも網代焼など伝統的な商品が中心で、新規性の高い分野とは読み取れない。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    温度と圧力を機械で一定に設定できるようになったとあるが、デジタル技術の活用や地域への貢献は具体的に書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    新潟産の米の味を活かす製法や柏崎市での事業が書かれるが、地域経済の成長への寄与は示されていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

これからも安定して生産を続けるため、創業者の想いを大切にしながら、新野屋の味をしっかりと守っていきたい。

事業者の声

これからも安定して生産を続けるために

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。