回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ヤマトウ
成果責任者の工場間移動回数 10回/日→3回/日
| 事業者名 | 株式会社ヤマトウ |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 門真市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
「ヤマトウ」は昭和62年に創業した合成樹脂(エンプラ)の切削加工会社で、食品、半導体、アミューズメント、機械の各業界など多岐にわたる取引先を持つ。取引先は200社を超え、売上は約5億円である。リーマン・ショック時も設備を導入し、毎年3,000万円程度の設備投資を続けてきた。
抱えていた課題
やったこと
工場の生産体制を確立するため、門真市内の3工場にある約40台の工作機械を一元管理する工場集中管理システムを導入した。工場内の各機械をシステムのネットワークでつなぎ、責任者がモニターで各機械の稼働状況を随時確認できるようにした。システムは各機械の稼働時間などをもとに稼働率を分析でき、その結果を踏まえて作業工程を見直した。
| ソフト | 工場集中管理システム |
|---|
各工場の機械の稼働状況が随時確認できるようになり、工場間の仕事の割り振りがスムーズになった。1つの工場に生産が集中するのを事前に減らせたことで製品の納期遅れが少なくなり、短納期の仕事が15%増加した。機械トラブルを早期に見つけられるようになり、生産工程の改善で製品の品質が安定して不良品が減り、製造コストは約10%低減した。その結果、平成27年9月期の売上は会社の目標だった5億円を突破した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
毎年約3,000万円の設備投資を続けており、今回の工場集中管理システムも継続的な設備投資方針の延長として位置付けられている。
取引先200社超と短納期の仕事が15%増えたことは示されるが、市場動向を踏まえた競争優位の分析は書かれていない。
1拠点集中で納期が遅れる課題を挙げ、工場間の仕事の割り振りで減らす対策と短納期増加の成果が示されている。
平成38年度に売上高10億円を目指す目標はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
若手社員の大手メーカー研修派遣や各工場の責任者配置はあるが、補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。
エンプラ部品が食品や半導体など多分野で使われ取引先200社超とあるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は読み取れない。
新工場を総投資額約3億円、延べ床約1,300㎡で平成28年秋に完成させる計画が時期と規模つきで示されている。
資本金1,000万円と総投資額3億円は示されるが、資金調達の方法や財務状況については書かれていない。
エンプラの切削加工に強みがあるとされるが、市場の普及度や高付加価値化・高価格化の水準は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
工場管理システム導入で製造コストが約10%低減し、短納期の受注が15%増えたと具体的な数字で効果が示されている。
工場内の全機械をネットワークでつなぎ稼働状況を共有したが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
門真市内の3工場を活かし仕事を融通する考えがうかがえるが、地域経済への波及効果は明記されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
本社から車で5分程度の土地を取得し、総投資額約3億円で3階建て延べ床面積約1,300㎡の新工場を建設し、平成28年秋の完成を目指している。新工場には長さ2m以上のエンプラを加工できる大型マシニングセンターを導入する。當麻社長は人材育成にも力を入れ、売上10億円を目指している。
「機械があれば仕事がくる」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分