ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業兵庫県

技術とセンスを磨き顧客ニーズを具現化する提案力、顧客と信頼関係を築いてエクステリアを仕上げる管理力

株式会社 富士川商事ヤシロ店

この事例のポイント

  • 顧客のイメージを立体映像化してシミュレーションし、デザイン化する提案パース図の手法を取り入れた。
  • 顧客のイメージを立体映像化してシミュレーションする提案技法を確立し、提案業務を標準化できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社 富士川商事ヤシロ店
所在地兵庫県 加東市
業種建築材料、鉱物・金属材料等卸売業
従業員数13人
資本金1,000万円
設立1970年

事業の背景

同社は兵庫県加東市で墓石・建設石材・記念碑・外構・エクステリアの販売と施工、内外壁塗装・雨漏り・防水工事の施工、造園材料・建材の販売を行っている。1970年(昭和45年)設立で、従業員は13人(2016年3月現在)。全国の有力ガーデン専門店で構成されるサービス研究会に参加し、他の専門店との交流で専門知識や技術の向上に努めている。

課題と取り組み

やったこと

顧客のイメージを立体映像化してシミュレーションし、デザイン化する提案パース図の手法を取り入れた。事業計画を実行に移して改善を繰り返し、準備フェーズと提案・デザイン化フェーズで展開する新しい提案技法を開発・確立した。これにより提案業務の標準化を図った。1級エクステリアプランナーの担当者が打ち合わせから設計、施工管理、引き渡しまで一人で一貫して担当し、工程ごとに顧客の確認を得てから次の工程に進む業務マネジメントに取り組んだ。モデルガーデンを併設したスタジオ「庭楽館」を開設し、落ち着いた雰囲気で打ち合わせができるようにした。

事業の効果

顧客のイメージを立体映像化してシミュレーションする提案技法を確立し、提案業務を標準化できた。担当者が一貫して顧客に寄り添い、工程ごとに顧客の確認を得る体制により、顧客満足の向上につながっている。今後は住まいの困り事解決サービスをさらに向上させ、生涯顧客を増やすことを目指している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    昭和45年設立以来のエクステリア事業を基盤に、提案技法の確立や庭楽館の開設を重ねてきた一貫性がうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    1級エクステリアプランナーによる一貫対応と、提案パース図による提案力が強みとして示されているが、市場動向との関係は書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    住まいの困り事解決サービスの向上を目指すとあり課題意識はうかがえるが、高付加価値化につながる具体的な計画は書かれていない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。付加価値や賃上げの目標値は記載がありません。

  • 事業を進める体制3

    従業員13人の体制と、1級エクステリアプランナーの担当者が一貫して管理する仕組みが示されているが、事務処理能力は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    提案パース図で顧客のイメージを立体映像化する点や、生涯顧客を目指す方針が示されているが、顧客ターゲットの数値的な裏付けはない。

  • 事業化までの道筋3

    設計から引き渡しまで工程ごとに顧客確認を取る業務マネジメントの取組が示されているが、中長期のスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。財務状況や資金調達の記載はありません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    光の施工コンテストで入賞したとあるが、一般的な普及度や高価格化の水準を示す記述はわずかである。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。経済波及効果や雇用創出に関する記載はありません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。補助金投入額に対する費用対効果の記載はありません。

  • イノベーションへの貢献2

    提案の3D映像化やシミュレーション、ホームページ開設など情報技術の活用はうかがえるが、業界全体への貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。成長分野への進出や構造転換に関する記載はありません。

  • 地域経済への波及2

    兵庫県加東市に拠点を置き地域の住まいに関わる事業を行うことはうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は少ない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。