ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

復興関連事業に特殊車輛関連部品及び東京オリンピック関連のインフラ整備関連部品受注増加による生産性向上と海外調達に対抗するコスト競争力の強化

有限会社紀陽工作所

この事例のポイント

  • 受注数量が増加し、既存設備では協力会社の力を借りないと対応しきれなかったため、自社で生産効率と能力を高める必要があった。
  • 大型の部品加工ができるハイスペックな立形マシニングセンタを導入・設置した。
  • 導入したマシニングセンタを活かして特殊車輌と土木関連部品の売上につなげ、大型部品の加工ができることが得意先に知られ、新たな引き合いも生まれた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社紀陽工作所
所在地和歌山県 岩出市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数9人
資本金300万円
設立1988年

事業の背景

同社は特殊車両部品加工、鉄道車両部品加工、特殊建築部品加工を主軸とし、バキュームカーの上部部品は国内シェアの8割以上を占める。かつては大手企業の孫請けが多く、受注を管理できず債権回収に苦労した経験もあったため、15年以上かけて小さな案件から実績を積み、大手企業との直接取引を目指してきた。国内では新規の設備投資計画が打ち出され、復興関連の特殊車輌関連部品や東京オリンピック関連のインフラ整備関連部品の受注が増えつつあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力受注数量が増加し、既存設備では協力会社の力を借りないと対応しきれなかったため、自社で生産効率と能力を高める必要があった。
  • 生産能力これまで自社では対応できなかった1m80cmを超える大型の部品加工に対応できなかった。

やったこと

大型の部品加工ができるハイスペックな立形マシニングセンタを導入・設置した。1m80cmを超える大型部品の加工を可能にすることを狙った。同じ時間でこれまでの2倍の加工能力を持ち、人の手をかけなくても自動で製品を仕上げる機械であることが最低条件とされた。同業者が導入しにくい設備を備えることで、競争力のさらなる強化を目指した。

  • 加工機立形マシニングセンタハイスペック機

事業の効果

導入したマシニングセンタを活かして特殊車輌と土木関連部品の売上につなげ、大型部品の加工ができることが得意先に知られ、新たな引き合いも生まれた。機械化により従業員一人当たりの売上高が向上し、利益幅の拡大から従業員の賃上げにもつながった。一方で受注増により工場内の物量が増え、品質管理が課題となっている。

今後の展望

今後は既存の得意先の業界だけでなく、これまで請け負ったことのない業界の案件にも幅広く対応していく方針である。大手企業を中心に取引の横展開を図り、新たな好機をつかんでいく考えである。

事業者の声

受注増減の理由を明確にすることが大事

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。