新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社紀陽工作所
| 事業者名 | 有限会社紀陽工作所 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 岩出市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1988年 |
同社は特殊車両部品加工、鉄道車両部品加工、特殊建築部品加工を主軸とし、バキュームカーの上部部品は国内シェアの8割以上を占める。かつては大手企業の孫請けが多く、受注を管理できず債権回収に苦労した経験もあったため、15年以上かけて小さな案件から実績を積み、大手企業との直接取引を目指してきた。国内では新規の設備投資計画が打ち出され、復興関連の特殊車輌関連部品や東京オリンピック関連のインフラ整備関連部品の受注が増えつつあった。
抱えていた課題
やったこと
大型の部品加工ができるハイスペックな立形マシニングセンタを導入・設置した。1m80cmを超える大型部品の加工を可能にすることを狙った。同じ時間でこれまでの2倍の加工能力を持ち、人の手をかけなくても自動で製品を仕上げる機械であることが最低条件とされた。同業者が導入しにくい設備を備えることで、競争力のさらなる強化を目指した。
導入したマシニングセンタを活かして特殊車輌と土木関連部品の売上につなげ、大型部品の加工ができることが得意先に知られ、新たな引き合いも生まれた。機械化により従業員一人当たりの売上高が向上し、利益幅の拡大から従業員の賃上げにもつながった。一方で受注増により工場内の物量が増え、品質管理が課題となっている。
今後は既存の得意先の業界だけでなく、これまで請け負ったことのない業界の案件にも幅広く対応していく方針である。大手企業を中心に取引の横展開を図り、新たな好機をつかんでいく考えである。
受注増減の理由を明確にすることが大事
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg