ものづくり補助金平成25年度製造業愛媛県

全自動圧搾脱水機導入に伴う生餡製造工程統合化及練餡の企画開発

有限会社石田製餡所

この事例のポイント

  • 得意先の多様化により大量生産が前提となり、緊急注文に備えて在庫を持つ必要があったが、消費期限切れによる廃棄処分が発生していた。
  • 全自動圧搾型脱水機「スクイーザー」を導入した。
  • スクイーザーの導入により製餡工程が簡素化され、労力・時間・コストが削減された。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社石田製餡所
所在地愛媛県 松山市
業種食料品製造業
技術分野機械制御
従業員数37人
資本金500万円
設立1924年

事業の背景

大正13年創業の老舗製餡業者で、県内の菓子メーカーを主な得意先としてきた。近年は得意先のニーズが多様化し、一度に大量の餡でなければ生産できない状況になっていた。その結果、在庫の廃棄や注文の断りが増えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算得意先の多様化により大量生産が前提となり、緊急注文に備えて在庫を持つ必要があったが、消費期限切れによる廃棄処分が発生していた。
  • 生産能力生産量の調整が困難で少量の受注に対応できず、注文を断ることも多かった。
  • 販路・情報発信少量受注に対応できないため、新規得意先の開拓もままならない状況だった。
  • 品質・精度圧搾作業は熟練作業員が感覚で行っており、含水率の調整が人によってばらつき、品質の統一が難しかった。

やったこと

全自動圧搾型脱水機「スクイーザー」を導入した。パネル操作で圧搾パターン16通り・32段階の調整が可能になった。これまで熟練作業員が感覚で行っていた圧搾作業(含水率)が容易になり、品質の統一を実現した。完全分離構造のため、衛生面の課題も克服した。

  • 加工機全自動圧搾脱水機スクイーザー自動晒機
  • その他定温循環型冷水装置磁気ストレーナー

新しい製品・サービス:スクイーザー導入で生じた労力・時間を活用し、オリジナルの練餡の製造を開始した。続いて、自社製品を使った和洋菓子(どら焼き、パウンドケーキ等)の製造に着手し、店舗「an patisserie 七日」で販売している。

事業の効果

スクイーザーの導入により製餡工程が簡素化され、労力・時間・コストが削減された。生じた労力と時間を新商品や新サービスの開発に振り向けることができた。圧搾作業の品質が統一され、完全分離構造により衛生面の課題も解消された。

今後の展望

賞味期限の関係で営業エリアが限定されていたが、新エリアでの得意先開拓に伴う新規雇用を目指す。菓子製造では行政と連携し、地元産食材とのコラボ商品を開発して地域産業の活性化を図る。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。