ものづくり補助金平成25年度学術研究、専門・技術サービス業長崎県

高精度化とコスト低減を目的としてダム等の深浅測量装置の導入による事業拡大

株式会社地域開発

この事例のポイント

  • 従来のダム等の深浅測量は有人ボートで最少所要人員により行われ、測量が基本的に人的能力に頼る面が大きかった。
  • 事業の実施にあたり、既存業務に支障なく新技術を実用段階まで導入するため、人的・時間的ゆとりを持った運用計画、進捗管理、管理体制を検討した。
  • 業務受注時の工程をシミュレーションし、従来手法の所要人員とコストを試算して比較した結果、課題であったコスト低減が図られることを確認した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社地域開発
所在地長崎県 長崎市
業種技術サービス業
技術分野測定計測

事業の背景

ダム等の深浅測量業務では、従来は有人ボートで最少所要人員により測量していた。測量はレタリングによるものが基本で、人的能力に頼る面が大きかった。そのため人件費がかかり、品質とコストの両面で競争力を高める必要があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能従来のダム等の深浅測量は有人ボートで最少所要人員により行われ、測量が基本的に人的能力に頼る面が大きかった。
  • コスト・採算人件費がかかるため、コスト競争力を高める必要があった。
  • 品質・精度人の能力に頼る測量で高品質なデータを安定して提供できるかが課題だった。
  • その他有人ボートでは品質低下や作業人員の転落等の運用リスクがあった。

やったこと

事業の実施にあたり、既存業務に支障なく新技術を実用段階まで導入するため、人的・時間的ゆとりを持った運用計画、進捗管理、管理体制を検討した。GPS・ソナーを搭載した自律走行無人ボートを導入し、納入業者の技術者の指導のもと、現地で操船技術の習得、データ取得専用ソフトの操作、測量データの解析処理の技術を習得した。有人ボートと無人ボートの使用を想定したシミュレーションを行い、比較検証した。技術セミナー等で習得した新技術の周知活動も幅広く実施した。

ロボット自律走行無人ボート(GPS・ソナー搭載)
ソフトデータ取得専用ソフト

新しい製品・サービス:自律走行無人ボートを用いた高精度な深浅測量

事業の効果

業務受注時の工程をシミュレーションし、従来手法の所要人員とコストを試算して比較した結果、課題であったコスト低減が図られることを確認した。得られるデータの精度も従来手法と遜色ないことを検証で確認できた。高精度な測量結果を必要とする民間事業者から多くの問い合わせがあり、実際に業務受注につながっている。今後の伸長が期待できる。

今後の展望

既存インフラの維持管理意識の高まりを受け、高精度な測量成果に加えて経年変化の管理など、従来手法では困難だったニーズが生まれている。データ収集・分析でコストを抑えつつ高精度で信頼性の高い技術に注目が集まっており、本事業はこの情勢に対応して貢献できるものとして、今後も効率的・効果的に営業・測量活動していく方針である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。