ものづくり補助金平成25年度学術研究、専門・技術サービス業長崎県

事業用発電所におけるボイラー向けスマート設備保全管理システム開発

株式会社亀山電機

この事例のポイント

  • ボイラーの定期点検では稼働を一時停止し、日数をかけて点検する必要がある。
  • プログラマブルロジックコントローラー(PLC)とLabVIEWを用い、シミュレーション技術でシステムを開発した。
  • 開発したシステムはプログラムとセンサーを変更することで様々な設備の状態監視に応用でき、幅広い設備に展開できる。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社亀山電機
所在地長崎県 長崎市
業種技術サービス業
技術分野機械制御,情報処理,測定計測
従業員数86人
資本金2,080万円
設立1996年

事業の背景

事業用発電所では、ボイラーの運用・管理に定期点検とボイラー技士による劣化確認、限定的なセンサー監視を組み合わせている。様々な機器を駆使する企業にとって、設備運営を確実に低コストに抑えることは利潤追求に欠かせない。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ボイラーの定期点検では稼働を一時停止し、日数をかけて点検する必要がある。
  • 人手・技能点検の評価が技士個人のスキルや経験に左右されるケースがある。
  • 品質・精度構成部品の点検では計画時の性能が運転時に発揮できているか確認できず、点検・調整後も効果を数値で評価できない。

やったこと

プログラマブルロジックコントローラー(PLC)とLabVIEWを用い、シミュレーション技術でシステムを開発した。ボイラーに関するノウハウを持つ技術士から機器機能分析、性能阻害要因分析、保全システムブロックダイアグラムなどの提供と指導を受け、ロジック図を作成した。ロジック図を基にプログラムを作り、ボイラーの疑似環境を構築してPLCとLabVIEWを結合し、常時機能するかを確認した。各機器を組み立て配線した後、ハードウエア検査、シミュレータ検査、結合試験を行い、出た不具合に対処して正常動作を確認した。センサーで振動、温度、圧力、潤滑油、絶縁材、回転機器、電気機器の状態を監視し、計測した性能値と等価運転時間の関係を自動でトレンド画面に表示できるようにした。

  • その他プログラマブルロジックコントローラーPLC
  • ソフトLabVIEW
  • 検査測定各種センサー振動・温度・圧力・潤滑油・絶縁材・回転機器・電気機器

新しい製品・サービス:ボイラー向けスマート設備保全管理システム

事業の効果

開発したシステムはプログラムとセンサーを変更することで様々な設備の状態監視に応用でき、幅広い設備に展開できる。ボイラーへの導入は、既存設備では一定期間の稼働停止が必要で制約が大きいため、新設ボイラーへの導入が望ましいとしている。その一方で、既設に設置できる予測システムを開発し、現在商談が進んでいる。これによりメンテナンスコストの削減と設備の長寿命化を実現する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。