吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
有限会社田中旭栄堂
成果包餡作業の人数 4人→2人
| 事業者名 | 有限会社田中旭栄堂 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 長崎市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 400万円 |
| 設立 | 1989年 |
創業以来、長崎で饅頭などの菓子を手作業で製造してきた。看板商品は「栗王子」で、店の顔として長く親しまれている。口どけを大切にする商品であるため、製造工程の品質維持が重要になっていた。
抱えていた課題
やったこと
水分を多く含む餡をやわらかい生地で包む作業に自動包餡機を導入した。口どけを保ったまま作業効率を上げ、製造の機械化により人件費の削減と生産性の向上を図った。あわせて、地元名産のフルーツを餡に使用したギフト用の新商品の開発に挑戦した。
新しい製品・サービス:地元名産のフルーツを餡に使用したギフト用の饅頭
機械化により包餡作業の人数が減り、1時間当たりの製造個数も3倍以上になるなど生産性が大幅に向上した。手で触れる時間が減ったことで賞味期限を今までより1週間長く保てるようになり、品質も安定した。これまで手作業では難しかったより柔らかい材料も包めるようになり、若い世代をターゲットにした商品開発にも役立てる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の島頭づくりを受け継ぎ、ギフト市場参入を新たな方向として位置付けている点は読み取れるが、過去の取組との連続性の説明は薄い。
地元名産フルーツを使った商品化やギフト市場への参入が書かれているが、市場動向や競合との比較による強みの裏付けは示されていない。
包餡作業の品質ばらつきや手粉の残りといった課題を挙げ、自動包餡機導入で4人から2人、製造個数3倍以上という数字で解決を示している。
1時間当たりの製造個数が3倍以上、賞味期限が1週間延長と成果の数字は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員4名の規模は分かるが、補助事業を遂行する人材の配置や事務処理の体制については公開されている事例からは読み取れません。
若い世代をターゲットにした商品開発やギフト向けの新商品という方向性は示されているが、顧客像や選ばれる理由の整理は薄い。
今後の商品開発への活用が一文で触れられている程度で、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
県産フルーツを使った島頭の商品化に挑戦すると書かれているが、同分野での高付加価値化や高価格化の水準は示されていない。
地元名産品を使う点はうかがえるが、地域経済への波及や雇用創出など国が補助する積極的な理由は書かれていない。
人員削減と生産性向上、賞味期限延長という効果は数字で示されているが、補助金額に対する付加価値増加の試算は書かれていない。
包餡機の導入による自動化は書かれているが、先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルへの言及はない。
ギフト市場への参入や製造の機械化という方向はうかがえるが、日本経済の構造転換に資する成長分野への進出とは明記されていない。
長崎の地域性と地元名産フルーツの活用が書かれており、地域特性を活かした商品づくりという点は読み取れる。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
本事業で連続高速遠心分離機「吟醸もろみ遠心分離方式上槽システム」を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分