ものづくり補助金平成25年度製造業鹿児島県

新しい消費者層をターゲットとした新商品を製造販売する為の設備導入

株式会社髙浜蒲鉾

成果生産ライン数 2列→1列

この事例のポイント

  • 老朽化した従来の型成機は成型の精度が低く、すり身をしっかり巻くことができなかった。
  • 巻物用天ぷら型成機と直線型ストレッチ包装機を導入し、精度、速度、コストの面で競争力のある商品を増産できる体制を整えた。
  • 生産ライン数 2列→1列。巻物用天ぷら型成機の導入で成型の精度が向上し、1時間あたりの製造量は33.3%上昇した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社髙浜蒲鉾
所在地鹿児島県 いちき串木野市
業種食料品製造業
技術分野機械制御,測定計測
従業員数40人
資本金1,000万円
設立1981年

事業の背景

県内の同業者でチーズを入れた商品は、すり身にダイス状のチーズを混ぜ込み、板状のチーズを包んで揚げたさつま揚げとして販売されるものが多かった。各年齢層に幅広い支持を受けているチーズ使用商品を、他社が製造していない形で商品化したいと考えていた。多様化する消費者ニーズに応え、受注を増やすことも目指していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度老朽化した従来の型成機は成型の精度が低く、すり身をしっかり巻くことができなかった。
  • 生産能力従来の包装機は老朽化しており、実測で1人あたり13パックの能力しかなかった。
  • 人手・技能作業に4名が必要で、作業者の負担が大きかった。
  • 販路・情報発信県内の同業者の多くはさつま揚げとして販売されており、他社と差別化して販路を広げる必要があった。

やったこと

巻物用天ぷら型成機と直線型ストレッチ包装機を導入し、精度、速度、コストの面で競争力のある商品を増産できる体制を整えた。すり身でチーズを巻き、食べやすいスティック状に成形して蒸気で加熱する商品を開発した。試作では、まずチーズに合うすり身を白色度、粘り、加水性、単価の面から総合的に選定した。その後レシピを作り、価格面でも消費者が購入しやすい商品に仕上げた。さらに、チーズにバジルを塗してからすり身で巻くバジルタイプの試作にも成功し、様々なテイストを加えられるようになった。

  • 加工機巻物用天ぷら型成機直線型ストレッチ包装機

新しい製品・サービス:チーズを巻いたすり身製品(プレーンタイプ、バジルタイプ)

事業の効果

  • 生産ライン数 2列→1列
  • 作業員数 4名→3名

巻物用天ぷら型成機の導入で成型の精度が向上し、1時間あたりの製造量は33.3%上昇した。生産ライン数は2列から1列になったが、作業員は4名から3名に減り、余裕をもって作業できるようになった。直線型ストレッチ包装機の導入で、トレーの動きに無駄がなくなり包装能力は約75%向上した。新商品の開発が進みやすくなり、受注増と販路拡大が期待される。

今後の展望

既存取引先への商談に加え、大手スーパーや量販店とも積極的に商談を進め、新規取引先を広げる。30代から40代の子育て世代の主婦層が求めやすい価格での販売を目指す。トレー包装機で大きなトレーも包装できるようになったため、ギフト等の製造・販売を展開し、女性をターゲットとした新商品も開発して販売チャンネルを増やす。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。