ものづくり補助金平成26年度製造業栃木県

乳酸菌発酵による熟成生ベーコン等の食品添加物無添加製造技術の開発

有限会社とん太ファミリー

この事例のポイント

  • 無添加の乳酸菌を使った熟成生ベーコンは、温度と湿度を適切に保つことが難しく、従来の製造工程では製造できなかった。
  • 乳酸菌発酵に最適な庫内環境を調べたところ、温度35℃、湿度80%であることが分かった。
  • 乳酸菌発酵の添加物無添加の生ベーコンは、レストランや一般家庭へのさらなる広がりが期待できる。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社とん太ファミリー
所在地栃木県 栃木県芳賀郡益子町
業種食料品製造業
技術分野バイオ
従業員数9人
資本金500万円
設立1980年

事業の背景

当社はもともと養豚農家が集まって設立された会社で、加工製品をつくって豚肉の販路を広げることを狙ってきた。製品は無添加にこだわり、安全・安心を強みとしてきた。ハム類・ベーコン類の生産量は2010年から2014年にかけて、5年前と比べて少しずつ増加している。食品をめぐる事件事故の影響で、消費者の食の安全・安心への関心が高まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術無添加の乳酸菌を使った熟成生ベーコンは、温度と湿度を適切に保つことが難しく、従来の製造工程では製造できなかった。
  • 品質・精度乳酸菌発酵時の庫内の温度・湿度が不安定で、発酵が安定しなかった。
  • 品質・精度熟成庫内の温度・湿度が不安定で雑菌が増えた。
  • 品質・精度完成後の乳酸菌の殺菌が不十分だった。

やったこと

乳酸菌発酵に最適な庫内環境を調べたところ、温度35℃、湿度80%であることが分かった。この条件を満たす機器を比較して選定した。乳酸菌発酵に必要な発酵装置と、乳酸作成後に風味付けと水分活性の低下を行う熟成庫を購入し、目標通りの結果が得られた。製品完成後の包装・加熱・殺菌した後の除水・乾燥のために除水装置も購入した。導入した発酵装置を使い、新商品の塩次スモークとうふを開発した。

新しい製品・サービス:塩次スモークとうふ

事業の効果

乳酸菌発酵の添加物無添加の生ベーコンは、レストランや一般家庭へのさらなる広がりが期待できる。今回開発した技術は豆腐などの大豆タンパクにも応用でき、新商品開発と新市場獲得が見込める。導入した発酵装置を使って開発した塩次スモークとうふは、チーズのような食感で大変好評を得ている。一方で、無添加熟成生ベーコンの製品としての完成には至っていない。

今後の展望

無添加の乳酸菌発酵の生ベーコンは、レストランや一般家庭への広がりが期待でき、大豆タンパクへの応用で新商品開発と新市場獲得が見込める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。