回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社河内屋
| 事業者名 | 株式会社河内屋 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 魚津市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 47人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1947年 |
昭和50年頃のかまぼこ業界は、機械化にともなう価格競争にさらされていた。河内屋は後発で、富山県の定番商品は先発メーカーがすでに揺るぎない基盤を築いていた。そのため新規性・独自性のある商品開発が求められ、寿司をイメージした鮨蒲などの取り組みにつながった。
抱えていた課題
やったこと
内袋の形状を再検討するとともに、新たな包装材料の検討を行った。棒Sには保存料を使用していないため、内袋包装後のボイル殺菌に耐える素材かどうか、また熱によってどのように変形するかをシミュレーションで確認した。その検討を経て、平成27年12月に補助金でスティックかまぼこ用深絞り自動真空包装機を導入した。当社製品向けの改造・調整を施したものだが、基本構造は国内で多く使われている既存機械と変わらず、操作の習熟にはさほど苦労しなかった。
| 加工機 | スティックかまぼこ用深絞り自動真空包装機 |
|---|
新しい製品・サービス:新たな内袋を採用した棒S
見た目とユーザビリティが向上し、新たな内袋を採用した棒Sを発売できた。大量生産体制も難なく構築できた。平成27年の北陸新幹線開業で販売数が爆発的に伸び、翌28年は減少したものの29年には再び増加に転じた。消費者からは食べやすくなったという声が聞かれ、メディアにも取り上げられ、リニューアルは十分な成功を収めたと考えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和50年代の鮨蒲や1999年のスティック蒲鉾など、新商品開発を継続してきた経緯が具体的に書かれている。
北陸新幹線開業による販売増やネット販売の早期取組は読み取れるが、強み・弱みの分析としては記述が薄い。
内袋の開けにくさという課題を認識し改善したことは書かれているが、高付加価値化の計画として具体性は薄い。
販売数の増減には触れているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
機械の操作習熟に苦労しなかったことや従業員数47人は書かれているが、体制の詳細は薄い。
「前より食べやすくなった」「新幹線の中でもつまみやすい」など顧客の声を挙げ、ターゲットと価値が示されている。
今後の展望として生産効率化の投資や棒S新商品追加の方針が書かれているが、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
寿司をイメージした魚介類を乗せたかまぼこや深絞り包装で、既存の蒲鉾分野で差別化した商品を示している。
地域の老舗企業として魚津本店や雇用は触れられるが、国が補助する波及効果は明示されていない。
棒Sの販売増やメディア掲載など成果は書かれているが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
ネット販売やSNS活用に触れているが、先端デジタル技術の活用としては主眼ではなく、サプライチェーンへの貢献も書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
富山県魚津市の地域で創業し魚津本店を構えている点は読み取れるが、地域特性を活かした高付加価値の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は生産効率化のためにさらなる投資を行い、安定した生産体制を確立したいと考えている。棒Sシリーズへの新商品追加も行う方針で、商品の質、パッケージ、販路などで消費者のニーズを早期に察知し、独自性のある商品展開を進めていきたいとしている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%