回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社源
成果包装能力 2,400個/時間→3,000個/時間
| 事業者名 | 株式会社源 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 富山市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 270人 |
| 資本金 | 7,000万円 |
| 設立 | 1908年 |
当社は明治41年に富山駅で駅弁業を開業し、45年に「ますのすし」の販売を始めた。ますのすしは主力商品で、富山市外や県外、富山空港でも販売している。当社ではますのすしだけで1日4,000個から5,000個を製造している。飛行機の減便の影響で工場からの商品集荷時間が早まり、今までの製造スピードでは対応しきれない注文もあった。
抱えていた課題
やったこと
製造ラインと包装ラインの間に、ゴム掛け機から包装機へ容器を受け渡すロボットを設け、3個同時に受け渡せるようにした。包装機は商品を移動させながら包装する連続式とし、1時間3,000個の包装能力を実現した。ゴム掛け機との連結部分には自動制御を付加し、不良品を形外排出装置へはじくカメラや、機械に外箱をセットするタイミングの調整を加えた。段取り替えは力のない人でも簡単にできるよう設計し、女性2人で3分30秒で可能とした。ますのすしの自動包装機は当社オリジナルでオーダーメイドにより製造した。
| 加工機 | ますのすし自動包装機 |
|---|---|
| ロボット | ロボット(ゴム掛け機から包装機への受け渡し) |
| 検査測定 | カメラ(不良品検知) |
新しい製品・サービス:ますのすし自動包装機
包装工程のスピードアップにより生産可能数量が拡大し、1時間あたり600個の余剰を手作業で包装する必要がなくなった。2つの機械を接続したことで人件費を削減し、光熱費の削減にもつながった。段取り替えが力のない人でも素早くできるようになり、包装ラインの残業が解消されてスタッフのモチベーションが上がり、人材確保がしやすくなった。今後は全国からのより多くの注文に対応できることが見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「本格的な深刻化を前に、箱詰め工程の効率化・自動化を目指し、3年ほど前から本事業の構想を始めた」と記載があり、継続的な取組は読み取れる。
飛行機減便による集荷時間前倒しや全国からの注文増に触れているが、強み・弱みの分析や競争優位の記述は具体的ではない。
包装能力1時間2,400個、製造3,000個の差と残業3時間程度を挙げ、課題を数字で示し、自動包装機で解決する計画になっている。
包装能力を1時間3,000個とし、段取り替えを10分から3分30秒にする目標が示されており、実現性の根拠も記載されている。
開発を設備の設計・製造業者と進めた旨はあるが、事業遂行の人材や事務処理体制についての記載はわずかである。
ますのすしの製造量や人気、ミュージアムの来店者数(年間13~14万人)に触れ、ニーズの裏付けはあるが顧客ターゲットの整理は薄い。
開発スタートから実装、段取り替え改善までの流れは書かれているが、中長期の検証や具体的なスケジュールは記載が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ますのすしは富山の伝統料理で一般に知られるが、本事業の機械が高付加価値化をどう図るかは明確ではない。
観光施設ミュージアムや北陸新幹線延伸による誘客拡大に触れるが、国が補助する積極的理由は記載が少ない。
包装能力2,400個から3,000個へ向上し、残業解消と人件費削減、光熱費削減に言及しており費用対効果の材料がある。
ゴム掛け機とロボットの連携や自動制御、カメラによる不良品排除などの技術は書かれるが、地域やサプライチェーンへの貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
富山の押し寿司を全国・世界へ売り出す方針や、富山の地域資源を活かす点が記載され、地域経済への言及がある。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
製造工程をさらに効率化し、スタッフの働きやすさを向上させることで、優秀な人材の確保につなげたい。北陸新幹線の金沢駅延伸を機に、ますのすしミュージアムへの誘客拡大と金沢での市場拡大に取り組み、富山の押し寿司を全国へ、世界へと売り出していく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分