海面養殖漁業者向けのアルミ小型漁船の実用化開発
3次元設計CADを導入し、疑似曲面(多面体)による設計の簡易化とスピーディな設計対応を実証するため、試作船を建造した。
桑野造船株式会社
| 事業者名 | 桑野造船株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 大津市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1868年 |
当社は明治元年(1868年)創業で現在150年目を迎え、競漕艇の製造・販売・修理やエルゴメーター等の測定装置販売などを行っている。当社の競漕艇はOEM製品も含め日本市場の7割以上を占める。一方、現在市販されているオール取り付け型の簡便な測定装置は、フルセット60万円程度で販売されている。
抱えていた課題
やったこと
圧力センサを開発し、それを組み込んだインソールを各漕手のシューズの片足ごとに実装した。インソールに直結するセンサ・ユニットを設計し、ケーブル(信号+電源)で直列接続する伝送方式を確立した。端末に配置するデータ収集ユニット(中央制御、電源、データロガー、データ送信機能を保有)を開発し、補助計測装置として3軸加速度センサによる3次元方向の加速度計測も開発した。圧力データ解析プログラムを作成してセンサ・ユニット、データ収集ユニット(ホストPC)、端末PCに搭載し、スマホやタブレットへ通信して表示するシステムを開発した。目標は計測時間2時間以上、サンプリングレート100msであった。
| 検査測定 | 圧力センサ内蔵インソール |
|---|---|
| 検査測定 | センサ・ユニット |
| 検査測定 | データ収集ユニット |
| 検査測定 | 3軸加速度センサ |
| ソフト | 圧力データ解析プログラム |
| ソフト | 表示システム(スマホ・タブレット端末向け) |
新しい製品・サービス:競漕艇における実用的な高度センシング・データ解析システム
乗艇中の足圧データを継続的に計測・記録し、コックスやコーチが携帯端末でリアルタイムに漕手の踏み込みのタイミングや強さを把握できるシステムを完成させ、開発のめどを得た。計測時間やサンプリングレート、圧力データの計測品質などの目標はほぼ満足できる成果となった。一方で、小型・軽量化、表示画面のユーザビリティ、耐久性・耐水性の改善が製品化に向けた課題として顕在化した。本システムは競合がなく独占的な優位性が見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の競漕艇・測定装置の販売事業を基盤に、データ計測機器へ展開する方向性は読み取れるが、過去の取組との連続性は具体的に書かれていない。
従業員15人・日本市場の7割以上のシェアや、競合システムがないという独占的優位性が具体的に記載されている。
漕手の同期不足という課題を明示し、売上目標(初年度300万円から4年目800万円等)や製品価格100万円以内の目標を示している。
売上目標が年度ごとに数字で示され、製品販売を1年半後と期限を区切っているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
代表者の日本ボート協会での経歴は書かれているが、開発体制や担当人員の具体的な記述は乏しい。
ターゲットは大学・社会人ボート部やナショナルクルーと明確で、競合不在という選ばれる理由も示されている。
開発フローを8段階で示し、今後は実証試験と耐久テストを経て製品化する遂行方法が明確に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
複数漕手の漕力同期を定量測定する機器は存在しないと明記し、世界初の高度センシングとして高付加価値化を図る点が具体的。
国が補助する積極的理由として、パラローイング支援や海外展開への言及がわずかにうかがえるが、経済波及効果の数値は示されていない。
補助事業の費用に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されておらず、売上目標のみにとどまる。
センサとデータ解析による新しいコーチング手法は示されているが、サプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
滋賀県大津市の企業である点は読み取れるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後、実際の乗艇での実証試験や耐久テストを重ねて課題を克服し、製品販売は1年半後を目標とする。量産時の価格はフルセット(エイト1艇あたり)100万円以内を目標とする。売上目標は初年度(2年目)300万円、3年目500万円、4年目800万円、5年目1,000万円とし、大学・社会人ボート部やナショナルクルーなどへの展開、パラローイングやカヌーへの応用、海外展開を進める。
3次元設計CADを導入し、疑似曲面(多面体)による設計の簡易化とスピーディな設計対応を実証するため、試作船を建造した。
廃棄衣類を繊維状にほぐす「開繊」の技術を開発し、さまざまな技術を検討した結果、最適な方法と条件を見つけた。
視認性が高い太陽光式の小型LED表示機「ソーラーONE」を開発した。
効果:運搬・設置作業の必要人数 2名→1名