切削加工機械導入による品質・生産効率の向上を通じた独自技術の発展
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
株式会社 キンタロー
| 事業者名 | 株式会社 キンタロー |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 海南市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1956年 |
1956年に海南市で木工品製造の個人創業として始まり、木製家具の製造で長年の業歴を持つ。現在はベビーベッドを主力に、ペット関連家具と高齢者用サポート家具の3つを柱とし、ベビーベッドは量販店や通販業者向けに販売している。65歳以上の高齢者人口は増加を続けており、高齢者向けの機能性を持つ家具の需要も増えると見込まれる一方、主力のベビーベッドは少子化により市場規模の縮小が避けられない状況にある。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では高電圧発生器内蔵方式の静電ガンを導入し、安全性の確保と塗着効率の向上による塗装品質の向上を目指した。新方式の静電ガンは塗料粒子が細かく、塗装品質の向上につながっている。高齢者家具は表面塗装の良質さを強みに、材料を南洋材から米材に変えるなどの改良を加えた上で、高品質を保ちつつ利益を確保できる試作・テストを進めている。
| 加工機 | 高電圧発生器内蔵方式の静電ガン |
|---|
新しい製品・サービス:高齢者用サポート家具(テーブル、手すり等)
新方式の静電ガンの導入後、1か月程度は調整期間となり安定した塗装状態にはならなかったが、修正を重ねて少しずつ安定した品質のものを製造できるようになった。塗料粒子が細かくなったことで不良率が低下し品質が向上し、噴霧時間が短くなって塗装後の補正がほとんどなくなり、従業員の作業負担も小さくなった。また、臭いの発生が抑制され、周辺環境へのマイナスの影響も低減できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ベビーベッドで培った技術を高齢者向け家具に応用し、長年の業歴を活かす方針が述べられている。ただし事業戦略上の位置付けの明示は限定的。
高齢者家具市場の拡大と自社の表面塗装・別注対応の強みに触れているが、競合や市場データの裏付けは示されていない。
塗着率不良や塗りムラという課題を認識し、高品質塗装による高齢者家具展開を述べるが、受注増などの数値目標は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員25人で新機械の調整期間を経て安定稼働に至った経緯はうかがえるが、体制や人材確保の詳細は書かれていない。
高齢者向けの品質要求に応える塗装品質と安全な塗料使用をアピールする点が示されるが、顧客ニーズの裏付けは薄い。
試作・テスト段階から製品完成後に展示会へ出展する流れが示されるが、スケジュールや期間は明記されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
高齢者向け家具は市場拡大が期待される分野とされ、高品質塗装による差別化が述べられているが、具体的な市場シェアは示されていない。
高齢化の進行を背景に高齢者向け家具の需要増加を述べるが、雇用創出や波及効果への言及はない。
不良率の低下や噴霧時間短縮、補正がほとんどなくなった点など効果が示されるが、投資額と付加価値の数値比較はない。
静電ガン導入による環境負荷低減や安全性向上はうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
高齢化社会に対応した高齢者家具への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
海南市での木工品製造という地域の特性と自社一貫製造が述べられるが、地域雇用や経済成長への効果は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
主力のベビーベッドは少子化で市場縮小が避けられないため、高齢者家具の製造・販売に力を入れる方針である。製品完成後は展示会などに積極的に出展し、安全な塗料を使った日本製家具であることをアピールして新たな受注につなげる考えである。今後は現行製品の生産性向上を図りながら、時代のニーズにあった新製品の開発を進めていく。
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%