新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
企業組合がんね栗の里
成果生栗の販売期間 2ヶ月→6ヶ月
| 事業者名 | 企業組合がんね栗の里 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 山口県岩国市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2011年 |
がんね栗は約800年前に平家の落武者による育種が始まったとされ、大正2年に優良品種と評価され、昭和8年には全国果樹共進会で10銘柄の一つに選ばれた。その後、高齢化による手入れ不足で老木化や廃園化が進み、昭和53年以降は収穫量が減り続けていた。組合は平成23年12月に法人化し、平成24年4月に販売拠点、同年9月に栗の加工機を導入した工房を開設して、6次産業化によるブランド化に取り組んでいた。
抱えていた課題
やったこと
生栗を長期保存するため高性能氷温庫を導入し、生栗を熟成保存させて甘みを増すことで、ペースト商品の砂糖添加量を抑えられるようにした。加工時間の短縮と歩留まり向上のために自動ふるい機を導入した。裏ごし機は編目を1mmにし、業界初として通常の半分のサイズとすることで、ペーストの舌触りの向上を図った。自動ペースト充填機で充填の効率化と品質の安定化を進め、高性能金属探知機で安心・安全性を高めた。鬼皮剥き機により品質の安定化と生産量の確保を図った。
新しい製品・サービス:がんね栗衛門(栗きんとん)とがんね栗テリーヌ(無添加パウンドケーキ)の2種類を開発し、ブランド化の拡大を図っている。
設備導入により、がんね栗の特徴を最大限に発揮できるようになった。生栗の販売期間が大幅に延び、糖度は約30%向上してペーストの添加砂糖量を半減できた。生産コストは約30%削減され、加工品目と販路が広範囲に対応可能になった。地域の雇用確保も実現した。
従来はペースト商品が販売の約7割を占めていたが、商談会や展示会でのバイヤーの意見をもとに新製品を開発し、3本柱として育ってきた。今後は顧客ニーズに合った商品化を進め、本物の味、質、ストーリーを安定した体制で提供し続けていく方針である。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg