回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社 野村煎豆加工店
成果生産能力 1倍以上→2倍以上
| 事業者名 | 有限会社 野村煎豆加工店 |
|---|---|
| 所在地 | 高知県 高知市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 57人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1952年 |
有限会社野村煎豆加工店は1923年に豆類の加工を行う「野村商店」として創業し、昭和30年頃からミレービスケットを製造してきた。2007年に高知県の補助を受けて出展したスーパーマーケットトレードショーをきっかけに、ミレービスケットは高知県を代表する菓子として全国的に人気が高まり、受注が急増した。天日塩を使った商品や健康に配慮した商品、キャラメルやコーヒー、ニンニクなど多様なフレーバーの開発により需要はさらに拡大し、県内外企業とのコラボによるOEMの仕事も増えている。
抱えていた課題
やったこと
50年以上の経験と実績をもとに、ミレービスケットの揚げ工程を自動化する生産ラインをオーダーメイドで製造し導入した。導入したフライ設備は油の温度を自動で125℃前後に管理する。ガスバーナー式フライ設備は油の温度に合わせて点火・消火を自動で行い、温度を一定に保つ。取り出し装置は揚げ上がったビスケットを油切りし、外部のパレットに一定量ずつ排出して手作業で塩をまぶす。冷却コンベヤーはベルトコンベヤーの下から吹き出す風で高温のビスケットを冷ます。製品タンクではあたたかい状態まで冷めたビスケットを一晩寝かせて完全に冷まし、袋詰め工程にまわす。
| 加工機 | ガスバーナー式フライ設備 |
|---|---|
| 加工機 | 取り出し装置(油切り装置) |
| その他 | 製品タンク一式 |
| 加工機 | 冷却コンベヤー |
新しい製品・サービス:ミレービスケットの揚げ工程を自動化する生産ライン(ガスバーナー式フライ設備を含む新規導入の機械装置)
油揚げ工程の生産ラインが2本になり、生産能力は2倍以上に上がった。新たに人手が必要となり、雇用の拡大につながった。ガスバーナー方式により温度管理が容易になり、常に同じ温度で揚げられるため一定の品質を保てるようになった。冷却コンベヤーで冷却・乾燥が進み、袋詰めまでの冷却時間が短縮された。塩味専用ラインを設けたことで洗浄の手間が減り、常時一定の塩味の製造量を確保できるようになった。ガスバーナー方式はオイルバーナー方式より作業の安全性に優れ、清掃も容易で製造環境を衛生的に保てるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和42年から自社製の油揚げ機を使い、ミレービスケット製造を50年以上続けてきた経緯が書かれ、製造の自動化は既存事業の延長に位置付けられる。
2007年のトレードショー以降に受注が急増し、フレーバー展開や県内外とのOEMで需要が拡大したことが記載され、外部環境と強みの関係が読み取れる。
旧式機が温度管理を目視と職人の経験に頼っている課題が示され、自動温度制御のフライ設備で生産量2倍以上を実現したと書かれている。
生産能力が2倍以上になり新たな雇用につながったと結果が書かれているが、付加価値額や賃上げの数値目標は記載がない。
経験の少ない人でも作業できる環境を整え雇用を拡大する方針はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は見当たらない。
高知のお菓子として全国で人気が高まり、塩味や健康志向などの商品ラインアップと需要拡大が具体的に書かれている。
ライン2本化による洗浄の手間削減や冷却時間の短縮など効果は書かれるが、スケジュールや中長期の検証手順は記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ミレービスケットは地域の代表的な菓子として認知を高めているが、同分野での高付加価値化・高価格化の水準は具体的に書かれていない。
「ミレー囲い」として高知経済に寄与する構想や雇用拡大が書かれ、地域波及の意図は読み取れるが、定量的な波及効果は示されていない。
補助金額や費用対効果の数値は記載がなく、生産量2倍以上と雇用増が書かれるのみで、投入額に対する効果は読み取れない。
ガスバーナー式の自動温度管理は示されるが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンのイノベーションへの言及はわずかにとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
高知の地域ブランドであるミレービスケットを軸に、雇用拡大と地域経済への寄与を目指す構想が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ミレービスケットを軸に、アイスクリームやミレーサンド、キャラクター缶入り商品、ご当地ミレーなど他社とのコラボによる関連商品の展開が期待されている。OEMの需要も高く、今後もミレービスケットを軸にした商品展開を進める。ミレーちゃんを各分野で活用し、ミレーのブランド力で高知の経済に寄与する状況を作りたいと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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効果:処理時間 60分→5分